そのサイン(署名)、する前にちょっと…

…知っておいてください。

サインとは、「私はそれを認めた!」ということを公に証明するものです。

良く分かっている人には当たり前のことです。

でも意外と理解していない人がいます。

民度が高くて口約束を守るので、サインの必要性が昔からとても低かった日本人には苦手なことのひとつだと思います。

民度が低いというか、日本人のようにきちんと約束を守らない欧米では、書類による約束(契約)が欠かせないので、サインは必要不可欠です。

つい先日起きたあることで、日本人がサインに疎いことを思い出しました。

お客様から、お名前や住所などの情報を書式でいただくフォーマットについてです。

フォーマットの下の方には、その情報を受け取る企業が、受け取る情報を公表したり悪用しない説明が長々と書かれています。

ところが、フォーマットの1番下に、情報を記入するお客様がサインを入れるようになっているのです。

ここでそのおかしさ、奇妙さに気が付かない人は、是非ここから先を読んで下さい。

なぜなら、このおかしさ、奇妙さに気が付かない人は、いつか不要にサインをして何か損をしてしまうかもしれないからです。

ではなぜ情報を出す方がサインをするのがおかしい、間違っているのでしょうか?

簡単な例を1つあげます。

宅配便で何かの荷物を受け取る時です。

サインをするのは誰でしょうか?

荷物を受け取る側です。

「確かに受け取りました!」ということで、それを認めるためにサインをします。

ドライバーはサインを受け取ることによって、荷物を届けた証拠を得ます。

もしサインを受け取らないと、お客さまから後で荷物が届いていないと言われても証拠がなくて反論できません。

つまり、サインをするのは何かを受け取る側なのです。

何かを差し出す方がサインをするのは間違っています。

宅配便のドライバーが何かを届けた時に、受け取る側がドライバーにサインを求めるようなものです。

ここでもうひとつ大事なことがあります。

送られてきた商品などを送り返す時です。

普通は返送用の専門の書類が付いていて、それを使って郵便局やコンビニなどに持って行けば、そこで領収書を貰えるので問題ありません。

ところがもし、ドライバーが取りに来るような場合、何らかの受け取り証明を用意して、ドライバーから受取のサインをもらう必要があります。

私もいまだに時々それをやってしまいがちですが、それを忘れると、もし返送先の企業から商品が戻って来ていないと言われた時に証明できず、その費用を支払わされることになってしまうのです。

契約書の場合は、そこに書かれている約束を認めて守るということで、両者がそれぞれサインを入れるので、少し意味合いが違います。

署名運動にサインをする時にも、「私もその意見、その運動に賛成です!」と認めるためにサインをするので、これも少し意味合いが違います。

とにかく、自分の物、情報を提供する側がサインをするのは間違っています。

先ほどのフォーマットの場合、サインをするとすれば、そこに書いてある約束を守るべきである側の企業側なのです。

情報が記入されたフォーマットを受け取るのは企業側なので、もし厳密に行うのであれば、フォーマットを2つに分けます。

お客さまが個人情報を記入するページと、それらの情報を公表しない、悪用しないと明記したページです。

後者のページはお客さまに渡します。

そこには企業名やロゴが入っているので宣言力が十分ですが、それでも足りなければサインを入れれば良いと思います。

但し、サインを入れるのはあくまでも企業側の誰かです。

このように、サインの意味をよく理解していない行為が時々見られます。

一度サインをしてしまうと、それを認めたことになってしまうので、もし運が悪いと何かの損を被ってしまうことがあります。

最悪な例は保証人です。

結婚の保証人なら痛くも痒くもありませんが、借金の保証人のサインなどは特に要注意です。

まさか大丈夫だろうと思って借金の保証人になって一生泣いた人などいくらでもいます。

サインを求められたら、必ず疑いましょう!

「このサインって、本当にして大丈夫❓」と。

投稿者: netdeduessel

日本人のための、ドイツの生活応援サイト

そのサイン(署名)、する前にちょっと…」への1件のフィードバック

  1. どうして結婚は二人だけの合意なのに、保証人や印鑑までいるのか
    日本はよく分からないです。連帯保証人って怖いものね。
    どこでも言われます。

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