日本人の悪い癖の一つに、匿名希望があります。
それも、自己主張が善の西洋、悪の日本の国民性と関係があると思われます。
自己主張自体が良くないと言う日本で、主張はしたいけど名前は伏せると言うのでは困ります。
うちと関係のある組織で3ヶ所、各個人が独自のメールアドレスを持つのではなく、ひとつのメールアドレスを複数人で共有しています。
例えば、soumu@組織名.co.jp とかです。
さらにその3社の内の2社は、そのメールを誰が書いたかが分かりません。
メールを書いてくる人が、文末に自分の名前を書かないので、それが誰から来たメールなのかが不明です。
その人の所属する部署の名称だけ明記あり、本人の名前が書いてないのです。
人間には誰にでも天使と悪魔が共存しています。
良いことをする時は天使がささやき、ついつい悪いことをしてしまう時は悪魔が囁いています。
大陸式の「騙される奴が悪い」に対して、日本では「騙すより騙されろ」ですが、それでも「人がいるところに泥棒あり」です。
財布をしまっておくのと、テーブルの上に置いておくのでは、それがなくなってしまう確率が全く違ってきます。
メールでも同じです。
名乗らないと、どうしても悪い方に流れる可能性が出てきます。
前述の2つの組織の内、ひとつの方は退社と中途入社でしょっちゅう人が変わります。
勤続年数平均が極端に低そうです。
もうひとつの方は、以前トップの大きな不祥事が出ました。
もったいないと思うのは、そういう匿名式のメールのやり取りをしているところでも、素晴らしい対応の人がいることです。
隠蔽するという?組織の体質に染まらずに頑張って欲しく思います。
殆どのテレビ局や周知のメーカーは、匿名を許していません。
愛称でもいいから、名前は書け、という方針です。匿名で褒めることは
よしとしても、匿名という名前に隠れて人の悪口を書き込んだりする人は
やはりダメですよね。卑怯です。