「何々様」と「何々さん」

最近の若い人の中には時々、SNSに慣れたせいもあってか、初めての相手に出すメールでも、いきなり要件から入る人がいます。

そういう人から問い合わせが入った時は、理由をつけて丁寧にお断りしています。

そんな事くらいで相手を見定めてしまって良いのでしょうか?

Yes という判断をするようになりました。

以前一度、苦労したことがあるからです。

どういうことかというと、そういう若者のお相手をしていたら、後でとんでもない非常識な人であることが分かったのです。

他のお客様にも迷惑がかかってしまうことに…

しょうがなくお付き合いをお断りすることになりました。

それ以来、最初に入ってくる問い合わせのメッセージで、書き出しに「何々様」がなく、いきなり本題に入ってくる人とは距離を置くようになりました。

一事は万事で、そういう人は非常識な人であると判断できるのです。

では「何々様」と「何々さん」はどのように使い分けたら良いでしょうか?

私は無学な方ですが、それでも小学校の時に手紙で「何々様」と書き出すように教わり、それが身に染み付いてしまっています。

手紙(書いたもの)の場合、「会って話す」、「電話で話す」と比べて情報の伝達が非常に難しくて微妙なので、なるべく丁寧に書いた方が良いと覚えています。

ですが、いつまで経っても「何々様」を使っていると、いい加減に「何々さん」にして下さいと言われます。

慇懃無礼というわけです。

私はその切り替えが遅いようです。

それは初めて会ってから、しょっちゅう会うようになって、丁寧語からややタメ口に変わってくる場合でも同じことが言えます。

個人差があるので、どういうタイミングで変えていくのかにも大きな差があります。

時々嬉しくなってしまうのは、いまだに若い人でもSNSのメッセージにて、最初に「何々様」があり、とても丁寧な文章を書いてくる人がいることです。

SNSの場合は、手紙に近いメールと比べて、メッセージが入った時点でそれが誰からなのかが特に一目瞭然です。

それにもかかわらずに、最初に「何々様」、最後に自分の名前を書いてくるのは、むしろ慇懃無礼(= 丁寧過ぎて逆に失礼) とも思えるかもしれませんが、私は良いものが残されているようで嬉しく思います。

ドイツでも昔は謝る時には Entschuldigung と言っていましたが、最近は Sorry がほとんどです。

短くて言いやすいからだと思います。

別れる時も、Tschuss の代わりに Ciao(イタリア式)です。

Tschuss も Ciao も言いやすさはあまり変わらないので、こちらの場合は単にオシャレだからでしょうか…

世の中がより便利な方に、より簡単な方に流れて行き過ぎているように感じます。

勿論自分もその流れに乗ってしまっている1人なのですが…

「親しき中にも礼儀あり」と言いますが、その辺はキチッとした方が良いと思えます。

こんなことを感じるのは、ジジイになってしまった証拠かもしれません。

ちなみにエジプトの壁画にも、そんなジジイの1人と思える人のつぶやきが残っているそうです。

「近頃の若者ときたら…」

投稿者: netdeduessel

日本人のための、ドイツの生活応援サイト

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