日本人と西洋人の違いは臭覚や味覚までも?

先日、香水に関するブログにいただいたSatomi-Müller/Kölnさんからのコメントのやり取りで気が付きました。

ブログの内容は、西洋人の体臭が臭いので、香水が生まれて発達したという内容です。

コメントのやり取りで気が付いたのは、西洋人と日本人では臭覚に差があるのではないかという点です。

スポーツの後に、誰でも普通はシャワーを浴びます。

よく見かけるのは、西洋人の場合はそのシャワーの後に腋にスプレーをかける姿です。

えっ?

今きれいになったばかりなのに何で??

西洋と日本では、入浴に関して違いがあるそうです。

「…東京だけでも毎日30万人以上の人々が利用する800軒の銭湯がある。東京より入浴がさかんなな所はない」アドルフ・フィッシャー(1856~1914)明治日本印象記

当時のヨーロッパでは、貴族階級であっても風呂に入るのは数ヶ月に一度くらいの頻度だったとされるそうです。

庶民はそれより少なかったと考えられ、庶民の間で風呂に入るのが習慣化したのは第一次世界大戦以降のことだったそうです。

そう言えば昔、ドイツの安いホテルには、部屋に必ずしも浴室が付いていなかった…

その代わりに洗面台は付いていました。

ホテルの部屋、つまり寝室に洗面台があるので違和感がありました。

そこで歯を磨くわけですが、そこには小さくてきれいなふきんのようなものが置いてありました。

聞いてみると、それを石鹸と水で湿らせて、身体の汚れを洗うそうです。

「そうか、西洋人はお風呂に入る代わりに、そうやって身体を洗うのか!」

と気が付きました。

ずっと昔からそういう生活に慣れて、周りに臭い人が多ければ、臭覚の感度も変わってくるわけです。

綺麗好きな人は、小さなゴミにもよく気が付き、そうでない人は気がつかないのと似ています。

さらに気が付いたのは味覚に対してです。

日本料理は種類が多くて美味しいのは昔からでした。

日本レストランがミシュランガイドで世界トップになったり、和食が世界遺産に登録されたりするのにはちゃんと根拠があるのです。

フランスの一流コックに好まれる醤油、味噌、味醂、麹なども昔からありました。

つまり、日本人は良いもの、美味しいものに囲まれ続けてきたので、舌が肥えているのです。

西洋の料理の種類はとても少なく、ごくごく限られています。

つまり、美味しいもののレベルが低くて少ないわけです。

それがとても長い間続けば、西洋人と日本人では味覚にも違いが出るのではないかと気が付いた次第です。

食わず嫌いというのもあります。

私なども、こんなに美味しい各種の魚料理を、食わず嫌いで23歳の時まで食べませんでした。

面白いエピソードは、あの黒船のペリーがやってきた時、幕府は今のお金にして数億円の費用をかけてもてなしたそうです。

食事も勿論コースで、小さい前菜が何度も出たそうです。

ところがペリーさんたちは、「食った気がしない」と、かなりご不満だったそうです。

ペリー側が、今度は幕府のお偉いさんたちへのお返しのご招待を船上でしたそうです。

その時の料理の量は、これ見よがしにとんでもない量だったそうです。

味ではなくて、量だったようです。

多分、肉の塊がたくさん置いてあったのでしょう…

ところで西洋人も腋臭に気が付いてはいるはずです。

だからこそ、シャワーの後にスプレーを使うのでしょうから…

日本人にも臭い人、臭さや味に鈍感な人もいれば、敏感な人もいます。

昔勤めていた会社で、単身赴任の社長と、シングルの私はよく一緒に近所にお昼を食べに行っていました。

周りに日本食はない代わりに、中華レストランが2軒ありました。

一軒は美味しくて、もう一軒は普通でした。

私がまだ入社する前、社長がまだ1人だった頃、社長はよくひとりで普通の味の方に偶然行き慣れていたそうです。

ある日、「社長、どうせ行くなら美味しい方に行きましょう!」と私が言うと、返ってきた答えは…

「実は僕にはどちらが美味しいかどうかは分かんないんだよ…」😅

何事も程度の問題、比較の問題です。

投稿者: netdeduessel

日本人のための、ドイツの生活応援サイト

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