本には必ず事実が書かれているわけではありません。
多くのウソも書かれています。
ウソや間違った表現です。
特にひどいのが、日本の近代史や歴史の教科書です。
そこに嘘が多いことは知られつつあります。
日本の学校の歴史の教科書に、「日本人(先の戦争の時の軍人)は悪いヤツだ」とウソが書いてあるのだから驚きです。
日本人を悪者にして自虐史観を植え付けています。
戦後のアメリカ軍による日本占領時代に、戦争を起こしたのは日本で、日本人がいかに悪者であるかというWGIプログラムという洗脳工作が当時行われました。
その洗脳工作は、真面目なインテリ層の日本人の脳味噌の奥深くにまで浸透し、こびりついてしまったようです。
そのお陰で、70年以上経った今も例えば日教組などはそれに染まったままです。
インテリであればある程染まってしまっているようです。
根が真面目という日本人の国民性もそれを手伝っていると思います。
今回どういうわけか、自分の家でこの本を見つけました。

どうしてこの本がうちにあるのか不明です。
家族にも幸いながらに反日左翼も自虐史観もいないので…
帰国する人が時々うちに本を置いていくので、その中のひとつでしょう。
対象読者は中学生くらいでしょうか…
中学生に語りかけるように書いてあります。
表紙に出ている中学生くらいの2人が、迷惑そうな顔をしています。
まるで自虐史観を表すかのようです。
読み進めてみると、朝日新聞編集部が書いたかのような反日左翼思考、自虐史観思考です。
実際にも、朝日新聞のアンケート結果が何度も出て来ます。
途中でそのひどさに読む気をなくしかけましたが、反日左翼の意見もたまには読んでおこうと最後まで読みました。
特にひどいのが次の点です。
81ページ、「…アメリカ軍に追い詰められた日本軍が、沖縄の民間人が隠れていた壕や洞窟から彼らに銃を突きつけて追い出して自分たちが入ってしまい、民間人をアメリカ軍の砲爆撃に放置させることもたくさん起きた…」
もし本当にそんな事実があったのだとすると、それはもう日本軍とは呼びません。
軍服を着た単なる極悪な犯罪者です。
それがもし本当にあったとしても、一部のとんでもない犯罪軍人の仕業です。
それは日本軍とは言いません。
日本軍と呼べるのは、日本という国の元に軍に所属して、軍人が行うべきことを行なっている人たちを日本軍と言います。
軍服を着ていても悪いことをする人は単なる犯罪者です。
そういう人は、日本軍(軍事警察)に捕まって処分を受けます。
慰安婦問題に対する反日の言い方と同じです。
慰安婦問題の場合は、「20万人もの韓国人の慰安婦を、日本軍は強制的に連れて回った」というものです。
軍はそういうことをしません。
そういうことをするのは、軍服を着た狂った犯罪者です。
そういう犯罪者を取り締まるのが、軍の中にある警察機構、憲兵(ミリタリーポリス)です。
よってこういう場合は、「一部の狂った軍人が…」とでも表現すべきです。
それをまるで日本軍全体が悪の塊であるかのように思わせる書き方です。
たくさん起きたと書いてあります。
そんなひどいことをする、一部の極悪な軍人による犯罪事件が本当にたくさん起きたのでしょうか?
眉唾物です。
そういうお話しは、鵜呑みにする前に、信憑性を疑う必要があると思います。
本にはいくらでも嘘が書いてあるということをまずは知らなくてはなりません。
83〜84ページ、「…1945年2月、元首相の近衛文麿が天皇に降伏交渉を始めることを進言した。しかし天皇は『もう一度戦果をあげてからでないと難しい…』」
この文章からすると、天皇は見栄っ張りに思えます。
ところが、実際の天皇は見栄などはなく、常に国民の幸せを願っているようです。
開戦自体に反対し、終戦・敗戦の時も自分に命の保証がないにもかかわらずにそれを決めたそうです。
戦後にあのマッカーサーと初めて会った時、歴史上のトップは誰でも普通は自分の命乞いをするそうですが、天皇の場合はその逆で、責任は自分1人にあるので、国民には何もしないでくれと言ったそうです。
私は右翼でも国粋主義者でも天皇崇拝者でもないので、ほんの数年前までは天皇のことには興味がありませんでした。
ですが、気が付いてみれば現在の天皇が第126代で、初代の神話の頃まで遡ると2600年。
ひとつの国がそんなに長く続くのは世界で他にありません。
そうすると、「どうしてか?」と疑問がわきます。
疑問がわくと興味がわいてアンテナが立ちます。
アンテナが立つと、今までは耳を素通りしていた情報が引っ掛かるようになります。
そこで色々と知ることになりました。
これほど長く続く天皇の存在は、間違いなく日本という国のバックボーンのひとつと言えると思います。
多くの外国人が日本ファンになる理由が良く分かります。
天皇の存在も、慰安婦問題、南京問題、徴用工などと同じように、左翼や反日に捏造でかなりひどく蔑まれています。
早い終戦を望んだ一部の軍人の意見の中に、講和に持ち込むには、部分的にも勝ったタイミングが必要というのは実際にあったそうです。
天皇が実際にそう言ったかどうかは不明です。
誰も分かりません。
90ページ、「…働き手が減ってしまったので、朝鮮半島から現在では『強制連行』と呼ばれるやり方で朝鮮人を日本で働かせるために連れて来て…中略…いわゆる『従軍慰安婦』にされた人は少なくない」
希望者に対してで、お金が出ていたのでそれは強制連行ではなくて単なる労働者です。
91ページ、「…朝鮮人は日本ふうの名前に強制的に変えさせられたりもした。- 中略 – 朝鮮人や台湾人も『日本人』として日本軍の兵隊として徴兵されたり…」
台湾の元総統、李登輝さん(台湾人)をはじめ、日本軍には台湾人や韓国人などの将校もいました。
そういう人たちの本を読めば明らかですが、日本(人・軍)は厳しくはあったものの平等で、朝鮮人や台湾人を蔑ろにしたことは信じられません。
95ページ、「…日本軍はフィリピン人の女を強姦することから始めた…」
最初のトリックと同じです。
こうなるともう、大嘘、フィクション以外の何者でもありません。
女性を強姦する人を軍人とは呼びません。
単なる犯罪者です。
軍服を着た狂った犯罪者です。
決して(日本)軍ではありません。
そんなことをする軍人がいれば、その狂人を当然のことながら捕まえて罰するのが本当の軍(憲兵・軍事警察)です。
それにもかかわらずに日本軍と言い切っています。
前述81ページの、壕や洞窟から民間人を銃で脅して追い出して…
も同じですが、著者はとにかく日本軍を貶めよう、貶めようとしています。
一人一人の軍人も、軍人である前にひとりの人間です。
当然のことながら、善い人間もいれば、悪い人間もいます。
さらには、善い人間も善いという点でパーフェクトではなく、その逆も然りです。
どういうことかというと、どんなに善い人でも間違いを犯すときもあれば、どんなに悪い人でも善いことをする時があります。
全良な人、犯罪を犯す者…
その悪人を、まるでその悪人が所属する組織全体であると表現するのは正しいことでしょうか?
慰安婦問題と全く同じ方法です。
とてもひどい表現、悪意のあるレトリック、大嘘です。
123ページ、「戦争でひどい被害を受けたアジア諸国では、この(日本に有利な)講和条件は評判が良くなかった。日本を再軍備させて…中略…かって日本軍に侵入された諸国にとっては心配の種だった」
東南アジア諸国は今日、どうして親日なのでしょうか?
当時、植民地として支配されていた東南アジアから、イギリス、オランダ、アメリカ、フランスの軍隊を追い出したからではないでしょうか?
それが各国の独立に繋がったからではないでしょうか?
132ページ、「大東亜戦争などといっていたように東亜の諸民族が一番迷惑したのですから、何よりもそういう人たちにおわびをしないことには…中略…何の恨みもない近隣の民族に乱暴を働いて自分だけがよくなろうというさもしい考え方をしたことが誤っていたと認めるのが講和のたてまえでしょう…」
日本の本当の狙いは石油だったかも知れません。
東南アジアの解放は大義名分だったかも知れません。
ですが、東南アジア諸国が当時独立できた。
そして現在、親日国が多いという事実は何を物語っているでしょうか?
次の偉人たちは、どうしてこういう賛辞の言葉を残しているのでしょうか?
こういう本を書く人たちが、「日本軍は悪者だった!」というデマを飛ばし続けています。
ウソだと分かっていて伝えているのか?
表現方法からして、思い込ませる書き方を用いているので、そうだと思えます。
だとするとなぜ?
反日国家勢力から資金が出ている?
あるいはひょっとして本当にそう信じ込んでしまっている?
こういうウソを書いて広める人は本当に困ったものですが、こんな簡単な嘘を信じてしまう人がいるとしたら、それはとても悲しいことです。