と言いますが、本当でしょうか?
それが正しくないことを示す例の一つはシンガーソングライターです。
曲が作れて、さらに歌が上手い(声が良い)人たち。
立派に二物を与えられています。
でも、二物でも足りず、三物必要な場合もあります。
オリンピックに出る選手などです。
まずは、持って生まれた、並外れた運動神経、運動能力。
そして、努力を続けることが出来るという才能。
さらには、親や友人など、そのスポーツを子どもの頃に始められたという環境。
英才教育はやっぱり大事です。
それでも世界の壁というのは物凄く高く厚くて、その3つが揃っていても、トップに行けるのは、その中でさらにほんの僅かな人たちだけです。
TBSの「消えた天才 一流アスリートが勝てなかった人大追跡」をご存知でしょうか?
時のトップアスリートには、以前ライバルに凄い存在がいたということが時々あります。
しかも、そのトップアスリート曰く、「そのライバルにはどうしても敵わなかった」そうです。
そんな凄い存在が、どうして表舞台から消えてしまったのか…
理由はひとつだけではないと思いますが、その多くの理由が成長と関係がありそうです。
ある運動で、持って生まれた能力を持った人は、子どもの頃からその才能を発揮します。
そして大人になってゆきます。
その大人になる過程、身体が大きくなっていく段階で、運動能力の伸びがそのまま続く人もいれば、鈍化してしまう人もいるようです。
例えば桐生祥秀選手。
小学校の頃に、絶対に敵わないライバルがいたそうです。
疋田哲也さんという人ですが、桐生祥秀選手がどうしても敵わない、当時の短距離走の異才として、オリンピックを期待されたそうです。
ところが、中学生時代にタイムが伸びなくなってしまったそうです。
そう言えば、私に水泳を教えてくれた人も似たように、子供の頃には平泳ぎで全国大会に出るレベルだったのが、その後は身長とタイムが伸びずに競泳をやめてスイミングの先生になったそうです。
天は二物を与えずと言われるほど、二物でも珍しいのに、
三物を与えられても世界トップの座は難しいというこの現実。
だからこそ、そういう世界トップが集まるオリンピックは見ていても面白いのでしょう。
私もスポーツが好きなのですが、運動神経が良いと思われる人と、たまたまあるスポーツを一緒に始めた機会が何度かありました。
そしてそこで、上達のスピードの差に驚かされます。
これが持って生まれた才能の違い…😰
神様のイジワル。
何で私にも、もっと良い運動神経をくれなかったの…😅。
イチロー選手が小学生の頃に書いたという作文。
頑張って野球の選手になると書いていたそうです。
そしてその夢を実現できました。
でもそれは、ほんのごくひと握り中の、又々ほんの一握りの、とても限られた人だけのこと。
最初は、そういう例を持ち出して、全国の野球少年に夢を見せるのは如何なものかと思いました。
誰にでも達成できることではなく、それを達成できるのは、0,01%とか、0,001%の人のみです。
でも、人間には夢は必要です。
夢がなければ人生が面白くありません。
ちなみに、オリンピックなどのスポーツの金メダルより凄い人がいます。
例えば現在は、日本の田中カ子さんです。
118歳で世界最長寿。
スポーツの場合、何かで金メダルを取っても、全ての人がそのスポーツにチャレンジしたわけではありません。
つまり、たまたまご縁がなくて、そのスポーツの道に進まなかった、
もしやっていたら、金メダルを奪ったであろうという人が他にもまだまだいる可能性は十分にあります。
ところが寿命に関しては、70億人の地球上の人口全て(実際にはその時点でのお年寄りのみ)が参加者なのです。
これは、あのミリオンセラー作家の百田尚樹さんの息子さんが気が付いたことだそうです。
無駄に長生きしても、それが自分自身が満足してた自由な人生で無いなら、全くただ無駄に老いてただ汚すぎる老人長生きだという事実を誰もが本心から思う🦥