す〜ごい男がいたもんだ〜

という歌が昔、流行ったと思います。

妹の結婚式で、新郎とその仲間たちが最後に大声で歌っていました。

私にとって、ひとりすごい男がいます。

前の前の会社のひとりの先輩です。

日本の工作機械メーカーのドイツ子会社に勤務していた時に、その人はアメリカ支社から転勤してきました。

私はその時、ドイツ子会社社長秘書、総務のような仕事をしていました。

そう言えば聞こえが良いですが、ドイツ語も英語も一応できて現地が長いので、いわゆる「便利屋、何でも屋」でした。

でも実はその人を、アメリカからドイツに移ってくる前から知っていました。

どういうわけか幸運に、日本の本社の二代目オーナー社長に気に入られて(?)、アメリカ支社へ1ヶ月もPCの研修に行かせてもらったことがあったからです。

私は中途採用でしたし、入社してまだ間もなかったので、幸運中の幸運としか思えません。

パリで行われた展示会の際に、ドゴール空港と展示会場の間の本社オーナー社長の送迎を任されました。

ヨーロッパに慣れているからという理由でした。

行き帰りの車の中で、色々と聞かれたので、それにお答えしましたが、

以前、PCのプログラミングをしたこともある等、自己アピールになっていたかも知れません。😅

アメリカ行きのお話しは、ドイツ子会社社長をすっ飛ばした、本社オーナー社長からの鶴のひと声でした。

その先輩にまず驚いたのは、アメリカに行っていた1ヶ月の間に、その先輩のご自宅に2回もお呼ばれしたことです。

盛りだくさんの奥さんの手作りのお料理でのおもてなしです。

呼ばれていたのは私だけではありませんでしたが、私は初めて会う、中途採用のドイツの現地採用社員です。

その席で、その先輩は「わっはっは〜、がっはっは〜」と言った感じで全体の会話を仕切っています。

まあ、それはその人の自宅なので、そういう傾向になるかもしれません。

驚くのは会社で昼食の時です。

社員食堂に十数人から二十人位集まってお昼を食べますが、その時にも全員の会話をその先輩がひとりで仕切っているのです。

地声が大きいということもありますが、正に「わっはっは〜、がっはっは〜」と言った感じでワンマンショーです。

話の内容が面白く、しょっちゅうジョークが混ざるということもあり、みんなを笑わせて、引き寄せ、和やかな輪を作っているのです。

その後、その人がドイツに転勤してきたのですが、やはりしょっちゅう自宅に友人知人を集めていました。

当時、私はまだ独身。

その後、世帯を持ってからは、奥さんは大変かも… とは思いましたが…😅

とにかく、その人の近くにいると、何か自然と暖かくなるような人でした。

だから自然に周りに人が集まり、自然とみんなが耳を傾けるのだと思います。

普通、人間が集まると、ひとつの会話の流れが保たれるのが7〜8人までです。

それ以上になると、どうしても2つ目の会話が発生してしまい、2つのグループになってしまいます。

だから軍隊でも最小のユニットは、常に6人〜8人構成に保たれています。

でもその人の場合は、10数人でもまとめてしまうのです。

凄い人だ…

これも才能?

「こういう人になれたらいいな〜」と…

ではその理由は何か?

と考えてみました。

地声の大きさは真似が出来ません…😅

話しの内容で気が付いたのは、頻繁に謝る、しばしば自分の失敗談が出てくる。

しかもその失敗談をまるで自慢する(?)かのように言う。

つまり、聞いている相手は「へ〜え、そんな失敗したんだ〜」と、つい心を許します。

そして、自分を卑下することでした。

さらには、相手のことを思いやる。

ひょっとして、これなら自分にもできるかも!

と、それ以来真似をし続けています。

ところが、10数人を相手にまとめてしまうことはいつまで経っても出来ません…😅

ちなみに奥さんとはあまりうまく行っていないように見受けられます。

そこで思い出すのが、セゴドン(西郷隆盛)とその奥さんのお話しです。

セゴドンの奥さんがある日、セゴドンに言ったそうです。

「家の中で雨漏りがしているのですけど…」

だから直してくださいということだと思います。

そこでセゴドンは…

「国家が雨漏りの状態である時に、うちの雨漏りがなんぼか!」

みたいなことを仰ったそうです。

明治の頃の日本は、西洋に侵略されないように、植民地にならないように、そして追いつき追い越せで頑張っていました。

セゴドンもその中心人物のひとりでした、

凄い男の奥さんは楽ではない?😅

投稿者: netdeduessel

日本人のための、ドイツの生活応援サイト

す〜ごい男がいたもんだ〜」に2件のコメントがあります

    1. とっても魅力的な人です!
      以前私が一時帰国した時には、駐在先のベトナムからわざわざ来てくれました。今はアメリカに駐在中です。

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