汝の足下を掘れ。そこに泉湧く

は、月刊誌「致知」6月号の特集のタイトルです。

元々はドイツ人の哲学者、ニーチェの言葉だそうです。

どういう意味かと言うと、それを最も分かりやすく説明しているのが、作家、宮本輝さんの次の言葉です。

「足下を掘れ そこに泉あり、という言葉がありますが、皆、自分の足下を掘っていったら必ず泉が湧いてくることを忘れている。あっちに行ったら水が出ないか、向こうに行ったら井戸がないか、と思っているけど、実は自分の足下に泉はある。与えられた仕事をコツコツと地道にやり続けた先に自分にしか到達できない泉がある」

という意味です。

発想(考え)さえもしないのは最悪です。

でも、何か良いことを思いついても、行動に移さない、つまり「言うだけでしない」のもその次に良くありません。

「言うは易く行うは難し」です。

全く同じことわざが、ドイツにもあります。

行動に移すところまで行って、初めて価値が出ます。

多くの人が、考える、言う、だけで終わってしまって行動するところまで行きません。

そして、いざ行動しても、その後の努力、継続があってやっと価値が高まります。

でも、本当に成功するところまで行くには、並大抵の努力では足りません。

決して諦めずに長年の間、黙々と続けることが大切です。

そこで初めて泉に辿り着けます。

そこで思い付くのが、先日書いた「自分を見つける旅」です。

今やっている仕事が面白くないから他の仕事を探す…

今付き合っている恋人はイマイチだから他にも異性を探す…

今の現状は決して自分が求めているものではないから、本当の自分を探しに旅に出る…

常に上を見ているようにも、逃げているようにも思えます。

私もよく逃げました。

「隣の芝生は青い」と言います。

自分が持っているものよりも、他人の物の方が、ついつい良く見えてしまいます。

ついつい現実逃避をしてしまいます。

とても考えさせられる言葉です。

投稿者: netdeduessel

日本人のための、ドイツの生活応援サイト

汝の足下を掘れ。そこに泉湧く」に11件のコメントがあります

  1. 本当に職人気質の言葉ですね。素晴らしい。
    考えてみたこともないです。でも歳とって、あの時もう少し
    頑張っておけば、という考え方になりました。
    ニーチェは風体から見るとなんとなく、いかつく、悲観的な哲学者なのに
    意味慎重な言葉たくさん残してますね。私も好き。
    「悲劇の誕生」も感動して若い頃は読みました。頭いいふりして。
    友人が、演劇大ファンだったので。影響された。

    1. 私は結構鈍い方なので、長く続く方でもあると思います。

      特に前の会社の上司は、周りの誰もが認める超ド級のいわゆる凄く「嫌な奴」でしたが、8年間、その「嫌な奴の仮面をかぶった神様」に鍛えていただきました。

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。