「菊と刀」という、アメリカの文化人類学者、ルース・ベネディクトが日本人の行動パターンのことを書いた本をご存知でしょうか?
第二次世界大戦の頃、大学を最優秀で卒業した彼女は、コロンビア大学の助教授をしていました。
当時のアメリカ軍の戦争情報局に招かれて、日本人のことを詳しく調べました。
日本軍に勝つには、まずは日本人のことを知らなければいけないという日本人研究です。
私はまだ読んでいませんが、「なるほど〜」と思うことも、「それはないな〜」ということも書いてあるそうです。
その彼女が行き着いた答えが、日本人は「恥の文化」に基づいて生きているというものです。
一言で簡単に良く言えば、名誉を重んじる、悪く言えば、世間体を気にすると言えると思います。
そこで思い出すのが、「毛」にまつわるお話しです。
少し下品なお話しで申し訳ありません…
その昔、ゲーテというドイツ語学校でドイツ語を習っていたことがあります。
分校がドイツ各地に散らばっているのですが、国内だけではなくて、海外の首都などにもあります。
ドイツ国内では全寮制が多く、ドイツ語を習いに世界中から人が2ヶ月間、泊まりがけで集まって来ています。
私もドイツに来るまでは、ガラパゴス日本、世界の非常識的な日本人のことしか知りませんでした。
そして、そこで色々なカルチュアショックを受けました。
その中のひとつ、「毛」にまつわる「恥の文化」に関係するお話しです。
ゲーテのコースは、2ヶ月でワンセット、ひとつのレベル、クラスになっています。
最初の初級クラスの頃でした。
クラスメートに物凄くハンサムで、若いポルトガル人がいました。
とにかくハンサムで、男でも惚れてしまいそうなほどでした。
ところが、近づいてみてびっくりすることがあったのです。
鼻毛が伸び放題で、両方の鼻の穴からボウボウ出て丸見えだったのです。
鏡を見ないはずはないので、本人は気にしていなかったのでしょう。
それともう1人忘れられないのが、イタリア人の若い女性です。
その時には、どういう訳か若くてかわいいイタリア人女性がクラスに何人もいました。
そしてどういう流れだったか、放課後や週末によく一緒に過ごしました。
ある週末、彼女たちと一緒にプールに行った時のことでした。
その時私はプールの周りに置いてある、リクライニングチェアに寝転がっていました。
すると私の目の前に、彼女たちの中の1人がやって来ました。
目の前に、ビキニ姿の彼女がいた訳ですが…
何とびっくりしたことに、目の前にある彼女の股間の水着の両脇から、陰毛がボウボウと出ていたのです。
かなり驚いたのですが、何とかポーカーフェイスでやり過ごしました。
彼女もやはり、ポルトガルの美男子と同じように、そんなことはお構いなしだったようです。
わき毛を剃ったりする若い西洋人女性もいますし、映画でトムハンクスが鼻毛を切っているのを見たことがあります。
つまり、無駄毛処理をする人もいます。
でも、気にしない人もいるのです。
気にしない人が多いのです。
ルース・ベネディクトが言う、日本人の「恥の文化」というのが理解できるような気がしました。
イタリア人の陰毛はみ出ている事件❓はわかるような気がする。
イングリットバーグマン、グレースケリーなどの映画も、鼻の下の生毛なんかは
もうもうもうと言う感じですしね。映画では。ドイツ人の女性も
生毛をあまり剃る習慣なかったように思う。
日本では、脇毛、生毛、脚の毛、剃るシェ
ビングや剃る道具が毎日のようにCMで流れている。国の文化の違いですよね。
『菊と刀』は高校の時、感想文の一冊になっていたなあ。
コメント、ありがとうございます。
「菊と刀」、本当に有名なのですね…
実はあの著者、日本に来たことがないそうです。
ドイツではサウナが混浴で、日本のようにパンツを履いて入りません。つまり全裸です。若い女性が平気でこちらに足を向けてゴロリと横になるので、ドキッとしてしまいます…😅
『菊と刀』は、有名な本で、私も読みました。確か、日本の弓道の話が出ていたかと思うのですが、、、
恥の文化というのは、日本の武士を思い浮かべていただくとよくわかります。毛の処理は、恥の文化とちょっと違うような気がするけど、でも、わざと笑いをとったような気もする 笑。やっぱりそっちの方かなぁ!面白かったです!
失礼致しました。
私はしょっちゅう、外し(滑り)ます…😰
鈍くてすいません、今頃になってその意味に気が付きました。
恥の文化と「毛」の関連性は、日本人の場合は、脇毛や陰毛、鼻毛などは隠すものと考えているフシがあります。
恥ずかしいと思うからです。西洋人の場合にはそれがない(少ない)という関連性でした。😅