外から帰ったり、ちょっと手を使った後に、石鹸や液体ソープで手を洗うのが当たり前になっています。
それを疑ってみます。
石鹸で手を洗うと当然きれいになります。
水やお湯だけで洗うよりもきれいになります。
ですが、毎回、毎回、ことあるごとに本当にそれが必要でしょうか?
私は石鹸を付けて手を洗うのは、毎晩のシャワーの時だけです。
つまり日中は水、あるいはお湯だけでサッと洗うだけです。
私の場合、肌が弱いのでなおさらそれが必要です。
日に数度もソープで手を洗っていたら、どんなにクリームを付けても肌がカサカサになってしまいます。
油汚れもしないのに、ソープが必要でしょうか?
洗剤メーカーは喜びますが…
かと言って私が不感、鈍い、不潔とは思えません。
人より肌が敏感なので、例えば人が気が付かないレベルのハンドルの汚れなども握るとすぐに気が付きます。
その昔、パスツールらが細菌を発見する前のこと。
実際にフランスであったお話だそうですが、病院の研修生たちが午前中に死体解剖を手伝い、そのまま手を洗わずに午後のお産を手伝っていたそうです。
そしてその病院では母子の死亡率が、お産婆さんによる自宅出産よりも高かったそうです。
今日では信じられないお話ですが、当時フランスでは病気に対してヒルに血を吸わせるのが効くということで、1827年のわずか一年間で3千3百万匹のヒルを輸入した事実が残っているそうです。
他にも一角獣の角(例えばサイ)、動物の胃石、マンダラゲ、ミイラの粉…等
これらは当時の医師達に経験的な特効薬として是認されていたそうです。
詳しくはこちら ➡︎ 面白医学歴史
https://www.netdekenko.de/健康うんちく/おもしろ医学歴史/
日本では、昔から小学校でも頻繁に手を洗うことを勧められてきました。
フランスで起きた出産の際の悲しい事件を防ぐには、手を洗うことは確かに大切です。
でも、その標語にすっかりそのまま踊らされてしまうのは愚かです。
現在のコロナ騒ぎも同じに思えます。
最近は美容法などにおいても、シャンプーやボディーソープを使わずお湯だけで濯ぐ。肌の手入れも高品質の美容液ではなく、質の良い睡眠と食事が何よりの鍵。など、シンプルであることが何よりも大切だ、という話を度々耳にします。人それぞれに体質も違いますから一概には言えませんが、いかに私たちが消費社会の常識に洗脳されているかを考えさせられます。食品においても、表示された賞味期限という数字に支配され、躊躇うことなく廃棄される現代社会。今の世の中には、見つめ直すべき事がたくさんある気がしてなりません。
大変興味深くて考えさせられるコメントを、誠にありがとうございます。
産業界やマスコミに騙されないように気を付けないといけないです。