ハンドルを、自分で握るかどうか

車に乗る時に、運転席に乗るか、助手席に乗るかを選べる場合、どちらを選ぶでしょうか?

うちの家内のように、その方が楽だからといって、助主席を選ぶ人もいるかも知れません。

私は断然運転席です。

少し大袈裟に言えば、自分の命を人様に預けるのではなくて、自身の運転に任せたいのです。

前の会社を辞めた理由もそれでした。

8年の間に、自分1人だけの駐在から始めて、アルバイトも含めて20人ほどの規模になるまで、売上も勿論それに伴って右肩上がりを続けられました。

世の中のタイミングにあったという幸運によるものです。

ですが、どういうわけか、降格人事が行われました。

上に来たのは、他社から引き抜かれてきた優しい年配の上司。

そこで、20人乗りのバスの運転手から、助手席のナビに代わって1年ほど続けました。

気を取り直してナビに撤しました。

でもダメでした。

自分でハンドルを握るのと、そうでないのとには大きな差があります。

そうこうしている間に父親からのキツい一言。

「それはおかしいだろ。それだけ会社に貢献していたら、会社のお金をくすねたとかでもなければ、降格人事はあり得ないだろ」

「お前、それでも男か?」

その言葉に「ガツーン」とやられて退社を決めました。

本社に言うと、すぐに出張して本社に来いと言います。

引き止めでした。

特別ボーナスを500万円出すと言われました。

でもそれは、自分の心を動かす程の金額ではありませんでした。

500万円以外にも、びっくりするオファーがもう一つ出ました。

自分の上に来た新社長と、私のポジションをひっくり返すというものでした。

心の中で…

「何考えているの、あんたたち。そんな人事をしたら、今度は新社長(の気持ち)は一体どうなるの?」

「ダメだ、この人たちは…」

と、ますます退社の決意を固くしました。

後で分かったのは、その人事が起きたのは生え抜きである1人の中堅幹部、当時のアメリカ支社社長の、中途で入った私のヨーロッパでの成功に対する妬みでした。

本社の上層部は、人事が何たるものか、いえ、人の気持ちなどを理解しない人たちだったのでした。

でもお陰様で、それが結果的に自分の会社を作るきっかけとなったので、世の中は本当に塞翁が馬です。

投稿者: netdeduessel

日本人のための、ドイツの生活応援サイト

ハンドルを、自分で握るかどうか」に4件のコメントがあります

  1. 私にとっては、凄すぎる話です。
    ボーナス500万?いえ、150万でも残ります。はい!

    1. 7〜8年間で売上げが4億円から30億円に増えたので、さすがに150万円では…😅

      しかも、ご褒美のボーナスとかいうのではなくて、辞めると伝えた後の引き留めだったので…

      1. 話が凄すぎて、私には想像つかないです (๑>◡<๑)
        netdeduesselさんは、きっと何をやられても凄いのでしょうね!!
        これからもよろしくお願いします🥺

      2. とんでもございません。😰
        たまたま偶然、そうなりました。

        どんなに頑張って動き回っても、天のサムシンググレートさんの手のひらの上で動いているようです…

        こちらこそ、宜しくお願いいたします。

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