挨拶の意味 4 で、Tomoさんからいただいたメッセージで再び思い付きました…
たま〜に、見ず知らずの人が笑顔を見せてくれることがあります。
挨拶代わりみたいな笑顔です。
ついつい、こちらも笑顔を返してしまいます。
それを返報性の原理(法則)と言うそうです。
悪い方で言えば「仕返し」ですが、良い方でも人間はお返しをしたいようです。
前の会社のスタッフに、笑顔を投げかけるのがとても上手く、しかもそれが頻繁なドイツ人がいました。
ある時、気になってそのことを彼に聞いてみたら、オグマンディーノの本を読んでそうするようになったそうです。
地、天然ではなかったんだ…
そういえば、うちの近所にも、すれ違う時に満面の笑(え)みをくれるおばあちゃんがいます。
いつも夫婦で散歩をしています。
もう3回くらいすれ違いましたが、初めてすれ違った時から満面の笑でした。
散歩の最中にずっと満面の笑みを続けているというわけではなく、誰かとすれ違う時にそうするようです。
私も、目一杯の笑みを返しました。
おじいさんは普通の表情です。
オグマンディーノは、世界で最も多くの読者をもつ自己啓発書作家だそうです。
他にも有名なのは次の人たちです。
「人を動かす」のデール・カーネギー
「自助論」のサミュエル・スマイルズ
「思考は現実化する」のナポレオン・ヒル
「マーフィーの法則」のジョセフ・マーフィー
日本人で有名なのは、
中村天風
船井幸夫
小林正観
安岡正篤などです。
(皆さん、どうか呼び捨てをお許しください)
全て故人で他界していますが、何冊も本を残しています。
だから、それらを読めば、何を伝えようとしていたのか分かります。
人生をどう生きたら良いのか、どうしたら幸せを得られるのかを教えてくれています。
そしてそれらの人たちが、ほぼ共通して言っていることがあります。
ポジティブ思考もそうですが、思い、願いは必ずかなうというものです。
何かを願うには、まず最初に思うことが大切だということには、松下幸之助さんと、稲盛和夫さんの面白いお話しがあるので、一度そちらをご覧下さい。
さて、そのことと笑顔の関係です。
常に暗い顔をしているより、笑顔でいた方が、幸せになれる確率は間違いなく高そうです。
たとえどんなに辛くても。
見も知らぬ人に笑顔を投げかけるというのは簡単なことではありません。
私も心がけてはいますが、未熟なために、まだ常には出来ていません。
その理由はきっと、笑顔を投げかけても、ブスッとしたままで帰ってこない時があるからかもしれません。
「何、この人、意味もなくヘラヘラして」と思われるかもしれないと思うと、なかなか笑顔を投げかけられません。
それでも勇気を出して、なるべく笑顔を見せる努力はしています。
お釈迦様も言っています。
無財の七施(むざいのななせ)です。
どんなに貧乏でも、他人にして差し上げられることが七つあるというものです。
笑顔がそのひとつです。
返報性の原理(法則)というものが存在する限り、笑顔が返ってくる確率は高いです。
笑顔をもらうと幸せな気分になれますが、その幸せも、返報性の原理(法則)で返ってくると思います。