が時々います。
プライベートな会話の最中ならまだ問題はありません。
単調な会話が、逆にそれで華やかになり得ます。
「Yes」か「No」の返事を求める質問をするのは合理的な人が多いと思います。
合理的に、ことの次第を分析したい人です。
それにもかかわらずに「Yes」か「No」以外の返事、長々と説明などを始めるのは、あまりお利口さんではないか、「言いたい欲」が強い人ではないでしょうか?
逆な例で冴えない質問をするアナウンサーが時々います。
たった今、スポーツの試合に勝ったばかりの勝者へのインタビューをする時。
英語の専門用語で言うと、そういう質問をクローズドクエスチョンと言うそうです。
その答えが、「Yes」か「No」などの、限られた答えに限られた質問です。
勝利したばかりのスポーツ選手に聞く質問で、クローズドクエスチョンは賢くありません。
「今日の試合のために、かなりハードなトレーニングをされたようですね?」
選手: 「はい」
としか答えようがありません。
相手がよほどのおしゃべり好きでもない限り…
視聴者は、勝者の詳しいコメントを求めているのであって、単なる「Yes/No」ではありません。
気の利いたアナウンサーなら…
「今日の試合に勝つために、かなりハードなトレーニングをされたそうですが、それはどのようなものでしたか?」
こう聞かれれば、その選手は何をしたかを具体的に説明するしかありません = 発言量が多くなります = 視聴者は興味をそそります = 視聴率が上がります = その放送(曲)にプラスになります。
仕事においては、上司が部下に聞く質問にはクローズドクエスチョンが多いと思います。
答えは「Yes」か「No」のどちらかだけを求められています。
ところが、あまり賢くないか、あるいは「言いたい欲」が強い( = 言い訳がある?)部下だと、「Yes」、「No」の代わりに…
相手にとっては聞きたくない話し、説明が出て来ます。
KYと言えるかも知れません。
いずれにしても、そこには「言いたい欲」が隠れています。
「言いたい欲」に関しては、過去に何度も書いているので、是非検索してみて下さい。
人は誰でも、食欲、睡眠欲、性欲、物欲などの大きな欲を持っていますが、この「言いたい欲」が意外と忘れられています。