ドイツで起業する新社長さん

ドイツで会社を設立するサポートを行っています。

既に日本など、ドイツ以外の国に存在する会社が親会社となり、ドイツの子会社を作る場合と、個人が起業する場合の2つのケースがあります。

前者の場合は、本社のやり手社員の1人などが、子会社の社長として任命されてやって来ます。

子会社を作るくらいなので、その会社は本国では大なり小なり成功はしています。

本国で成功している製品やサービスが、ドイツ、ヨーロッパでも受け入れられるかどうかが勝負になります。

でもそれは、「ゼロ」と「1」の違いなので、成功の確率は存在します。

「ゼロ」と「1」の違いとは、ゼロはどんなに頑張っても永遠にゼロのままのことがあります。

ところが、1度でも「1」が出ると、「2」以上も出てくる可能性が生まれたことになります。

「一度あることは二度ある」と言います。

もうひとつの方、個人が起業する場合は本社などのバックがありません。

失敗しても、戻れる本社などありません。

余談になりますが、前の会社で雇われ社長を任されていた時の私も、いわゆる「背水の陣」でした。

元々ドイツに長く、中途採用で日本の本社に入ったので、ドイツでうまくいかなかった場合は本社に戻るという選択肢はなかったのです。

本題に戻ると、個人がオーナー社長として起業する人の方が、個性が強くて変わった人が多いです。

現在のドイツでは、GmbHという会社組織を設立するのに必要な最低資本金は約320万円です。

GmbHは日本語に直訳すると有限会社になります。

でも、日本の株式会社同様にダントツでその数が多い会社組織形態です。

ハードルは比較的に低いのに信用があります。

国が起業を促進させるために新しく出来た会社組機の形態、UGというのがあります。

最低資本金は僅か約130円です。

誰でもすぐに設立できますが、社会からの信用がありません。

3年ほど前に、GmbHをオーナー社長として設立した時にお手伝いした人で興味深い人、Aさんがいます。

日本にいるその人の友人が、ヨーロッパの特定の製品を、日本で業務用に使うので、定期的に送ってくれということでした。

そこで日本からドイツにやって来てGmbHを設立しました。

最も恵まれたケースの会社設立です。

どうしてか分かるでしょうか?

会社(ビジネス)に必要な物は普通、

人、物、金、と言われます。

でも実際にはそうではなくて、突き詰めると次のものだけがどうしても必要です。

製品、商品、サービスを買ってくれる市場(お客さん)

お客さんさえいれば、他は何とかなるものです。

Aさんの場合、既にお客さんが存在したのです。

あとはAさんが納得する製品、商品を見つければ良いだけの、最も恵まれたケースなのです。

製品、商品は探せば良いだけです。

見つけたら、供給側と交渉をするだけです。

物の確保が出来たら、後はそれを日本の友人に送る(輸出販売)するだけです。

それにまつわる業務は、一言で言ってしまえば、既存の業者さんに任せてしまえばい良いのです。

資金の面は、今回の場合は中間業者の役割になるので、売り手側、買い手側、銀行とご相談です。

ところが…

いざフタを開けてみると、Aさんの日本の友達、お客さんになる予定であった所の需要が無くなってしまいました。

お客さんが消えてしまったのです。

でもAさんは、めげることなくそのビジネスを諦めて、全く予定のなかった方面でのインターネット販売などで会社を続けています。

素晴らしい社長さんです。

投稿者: netdeduessel

日本人のための、ドイツの生活応援サイト

ドイツで起業する新社長さん」に2件のコメントがあります

  1. 素晴らしい。羨ましい。すごい。今、日本は担保不要の資金を政府が貸し出してますが
    将来的に4割以上の中小企業が、返せず破産するということがわかっています。

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