最近、「ホルホル」という言葉を知りました。
教えてくれたのは、大阪に住む大恩人です。
会社設立の時のエンジェルです。
2年間もの間、会社を支えて下さいました。
「ホルホル」は、初めて聞く言葉だったので調べてみると韓国語だそうです。
日本ファン日本人である私のことを知ったら多分、
「お前は日本ホルホル日本人だ!」
と言われるかも知れません。
大阪の大恩人も、私が常日頃にあまりにも日本が凄いと言うので、それに飽き飽きしたのかも知れません。
「あんた、ホルホル?」
と言うことだったのだと思います。
でも、本当なのです。
皆さんは気が付いていない、あるいは知らないだけなのです。
その大恩人が以前から、
「日本食は凄い」
と言っていました。
「日本食にかなうものはない」そうです。
確かにその通りです。
バラエティーさも、奥の深さも、世界でダントツです。
フランスのミシュラン星付き高級レストランのシェフたちが、醤油や麹、和牛などに凝り出しているのは聞いたことがあると思います。
フランス以外の国々の高級レストランシェフたちも、ゆっくりではありますが、少しづつその後に続いています。
でもひょっとして、そのことさえも知らない日本人が多いのかも知れません…
「大恩人は日本に住んでいても、日本の凄さに気が付いているんだ」と思いました。
ところがそれは大きな勘違いで、大恩人が凄いと思っていたのは「食」の点だけでした。
大恩人は、海外に何度も行っていて、現地の事情をある程度知っています。
海外の食事もです。
そこで、日本食と海外のグルメ食を比べることができる訳です。
でも住んだことはありません。
海外に住んだことがあるかないか、そして原地の言葉が出来るかどうかで、色々な理解が大きく違います。
現地の人たちと深く関わったことがあるかないかです。
そこで、日本の凄さは食だけではなくて、様々な面においてであることをお教えすると、元々地頭の良い人なので、現在は理解して下さりつつあります。
現在進行形です。
私の意見に耳を傾けて下さったようで、
日本の会社(法人)の永続性の凄さ、日本庭園の凄さなどに最近気が付かれたようで連絡をいただきました。😅
それでもまだまだほんの一部です。
確かに日本称賛TV番組は多過ぎると思います。
日本には、「自画自賛」、「手前味噌」などの言葉があります。
自分の自慢話は控えるのが良しとされます。
それは何も日本に限らず、インターナショナルなことです。
自慢話しはどこでも嫌がられます。
それにもかかわらずに、これだけ多くの日本自画自賛TV番組?
厳密に言えば、外国人に言わせるので、自画自賛ではないかも知れませんが似たようなものです。
でも、その辺の本当のところを理解していないと、日本称賛TV番組はただ単に気持ち悪く思うだけかも知れません。
私にしてみると、和風総本家など、ごくごく当たり前の事実を伝えているだけにしか聞こえません。
食以外にも、日本には実は色々と凄いことがたくさんあります。
色々な方面で、日本(人、日本の物)は凄いのです。
なぜか…
一億総オタク的な国民性がそうさせるのだと思います。
但し、勘違いをしている番組も多そうです。
畳部屋のスタジオで、日本人の男女の司会と、1人の日本在住外国人が話しをする日本称賛番組があります。
番組名を忘れてしまいました。
男性の司会者は、浦島太郎の私でも見たことがあるかっこ良い俳優です。
その番組で、「だめだこりゃ…」
と思うのは、スタジオの畳の和室に、ソファーのようなものを持ち込んでインタビューしているのです。
せっかくの日本のシンプルな畳部屋が台無しです。
江戸時代、日本に来た外国人が大名の家に招かれて驚いたことがあります。
客間も勿論畳部屋ですが、西洋の貴族の家と違って、家具がなにもありません。
そのシンプルさに驚いたのです。
シンプルでも優雅。
参考例:

でも、イスとテーブルを運び入れてる!
西洋の富裕層の家に当たり前にある、ソファーなどの家具、調度品がなにも無いのです。
それでもおかしくありません。
シンプル・ザ・ベスト!
にもかかわらず、その番組ではせっかくのシンプルさを誇る和室に、ソファー等を持ち込んでいるのです。
でも…
日本は凄い?
だから何?
です。
大事なことは、そこで自惚れるのではなくて、
「勝って兜の緒を締めよ」
「褌を締め直す」
「襟を正す」
ことです。
そして、それを良きバッグボーンとして、
「自分は日本人だ。日本人として恥じない行動を取ろう」
と、自分を励まし、奮い立たせることです。
私がここ10年ほどで気が付いた、日本(人)の凄さは、ホルホルやクールジャパンなどのように表面的な浅いもの、単純なものではありません。
クールジャパンは政府が主導しているようですが、それに関わっている人の内のどれだけの人が本当に「そのこと」を理解しているのか…
ホルホル番組を作っている人たちもしかりです。
それは大昔から続いている日本人に脈々と続いています。
大恩人だけではなくて、このブログを読んでくださる全ての人に理解していただこうと思い、その点に関して頻繁にここで書いています。
なぜか?
日本人に元気がないからです。
ある程度減ってはいるようなものの、毎日、毎日、50人以上(以前は100人近く)もの(日本)人が自殺をしているのは異常です。
(昔、未遂を犯した人間が言うのもおかしいですが…😅)
誇りや自信、張り、生き甲斐がないからだと思います。
誇りや自信が奪われてしまったのです。
どうして奪われたのかは明日書きますが、日本はよくガラパゴスと言われます。
他国と全く違うからです。
イギリスも島国ですが、幸か不幸か大陸に近過ぎて、日本とは全然違います。
むしろ大陸と一緒です。
何が違うか…
他国に攻められて、奪われたことがあるかどうかです。
奪われるとは、国が根本的にそれまでの国と違ってしまうかどうかです。
イギリスは昔、国語がフランス語になったりしたことさえあります。
フランスとしょっちゅう戦争をしていましたが、北欧のバイキングにもやられています。
イギリスに限らず、欧州大陸では昔から戦争が絶えず、国境線がしょっちゅう変わっていました。
日本は昔から日本です。
天皇が126代も続いていますが、それは世界で他に全く例がありません。
過去に領土が台湾、朝鮮半島、満州と、増えたことはあっても、減ったのは北方領土と竹島?のみです。
イギリス王室の歴史も、日本の皇室と比べれば、そういう意味では新人のレベルです。
世界各国の王族が集まると、日本の天皇には1番良い席が用意されるそうです。
歴史の長さの差です。
その番組私も観たことあります、畳の上に椅子やテーブル。多分ゲストがもうお座りや座禅などを組め
ないのです。私も座布団の上にもう座れません。最近は掘り炬燵風畳ばかり。
自殺はものすごい数字です。政府は公表をしたがってません。
ドイツのノイシュタイン城より銀閣が私は好き。
侘び寂びが気性に合ってる。日本人としての誇りとか自負とかは全く自覚した
ことがない。でも西欧の人の自己自慢は時にはげんなりすることがあります。
文化の違いだけでしょけど。