優秀な営業マンとは、商品を売る人ではなくて、自分を売る人だそうです。
自分が売れれば、どんな商品も売れるからだそうです。
お客さんから、「あなたから買いたい」と言われるようになるということです。
ではその秘訣は?
お店に入った時に、「何をお探しですか?」
などと、すぐに声をかけてくる店員さんがよくいます。
私は、放っておいて欲しいタイプなので、そういう店員さんは苦手です。
人によっては、すぐに声をかけて欲しい人もいるようなので、その辺は難しいのですが…
理想はやはり、痒いところに手が届く存在ではないでしょうか?
星付レストランのサービスがそれです。
普通のレストランのホール要員の倍くらいの人数がいます。
ヒマを持て余しているかのように、いつも1人や2人はボケーっと突っ立っているように見えます。
でもそれは、決してヒマなのではなく、ある「サイン」をキャッチすべくスタンバイしているのです。
消防署で、119番のコールを待ってスタンバイしている消防士のようにです。
そのサインとは、無言の「すいません!」です。
言葉に出して言う前の「すいません!」です。
どういうことかと言うと、お客さんは何かが欲しいと思うと、ホールの人に視線を向けます。
一流レストランのホールの人は、その視線のサインをキャッチして来てくれます。
だから倍の人数が必要なのです。
お客さんが何かを欲した時に、呼ばれる前にウォンツを察してテーブルに向かう…
これがベストなサービスであり、ミシュランの星も付くということではないでしょうか。
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