以前、自然の法律(法則)は破ると大変なことになるものの、人間の作った法律は大したことがないみたいなことを言いました。
すると即座に知人から反論が出ました。
「法律がなかったら秩序が保たれないでしょう!」と…
こんにちの都会の社会では、確かにその通りです。
ですが昔、日本には出かける時に家に鍵をかけないのが当たり前の田舎がありました。
今でもあると聞きます。
海外でもあると聞きます。
私の実体験でも、父親方のおばあちゃんの田舎である、新潟の田舎がそうでした。
小学生の頃に、新潟の親戚の家に連れて行かれた時です。
一緒に出かけようとした時に、家のドアに鍵がないのです。
引き戸でしたが、当然のことのように鍵をかけずに出かけます。
びっくりしたので、今も覚えています。
元々鍵がないので、鍵のかけようがありません。
つまり、ドロボーの心配がないということになります。
そういうところでは、野菜などの物品の販売も、無人販売が可能です。
売り上げのお金も、お釣りのお金も全てお客さん任せであるわけです。
ここで少し話しが横にそれますが、今現在私が住んでいるドイツの田舎では、野菜の無人販売が実際に存在します。
お釣りのやり取りまではさすがにありませんが、手に取る野菜の代金を貯金箱のような箱に入れて買うシステムです。
店員はいませんが、貯金箱のようなものはさすがにテーブルにネジで固定されています。
でも人通りがないので、その気になれば盗むのは簡単です。
話しを元に戻すと、そういうことが可能なところでは、まともな常識が通るので、規則や法律も要らないわけです。
北海道もそうでした。今は鍵ない家は皆無。
やっぱり世の中は悪くなっている?