ドイツはこの1週間ほど、夜間はマイナス10度超え、日中もマイナス数度で、道に積もった雪がなくなりません。
まるで雪国、スキー場の町のようです。
ここ長い間の暖冬で、ドイツの冬はドイツらしくなかったのですが…
これはうん十年前のドイツの冬と同じ。
寒い時はマイナス20度以上まで冷え込んで、時々トラックが立ち往生していました。
ディーゼルは、ガソリンよりも凍るのが早いのです。
そこで当時は何をしたか…
ディーゼルにガソリンを半分混ぜて入れたのです。
当時のドイツのトラックの運ちゃんなら誰でも知っていました。
今のトラックなら電子制御などが多くて、そんなことをしたら動かなくなってしまうのかも知れません。
私も当時はトラックの運ちゃん。
最初の寒い日の朝は、まだガソリンを混ぜていなかったので、キャブレター付近の細い管の所が凍っています。
そこにお湯をかけたり、太陽が出るのを待って、ガソリンを半分混ぜたディーゼルを入れて…
それでやっと動き出します。
それまでは寒さとの戦い。
行った先で、何しろエンジンがかからないので、暖房もないわけです。
北海道も同じです。この20日でプラス気温は2日のみ。
大雪で。日中もマイナス。鬱鬱です。
そうか〜、じゃあ北海道はここ何年もドイツより寒かったんですね…