どうしても返事が書きたければすぐに書くのも良いと思います。
但し、決してすぐには送らず、ひと晩は寝かせることが大切です。
ひと晩寝かせた文章を読み直してみると、全面的に書き直す必要が出ています。
つまりはすぐに返事を書かずに次の日に書いた方が自分の時間を節約できて得になります。
すぐに書きたい気持ちは分かるものの、それは単なる自己満足。
感情が高まっている時にコミュニケーション文章は書かない方が良いのです。
私の直近の例で、アパートの予約にデポジットのお支払いがたて続けに2人からあった(かのように思えた)ケースがあります。
ダブルブッキングのような感じです。
タッチの差で後から支払われた方に、デポジットの返送金を含めたいくつかの提案をしました。
その結果で届いたメールで…:
“I need to sue you あなたを訴えます“ 及び、“this is the worst service I have ever had in my 20 years life in Europe! これまでの20年間のヨーロッパでの人生で最低のサービス!“
という、とても光栄なお言葉をいただきました。
普段から信頼、サービスに力を入れているだけあって、さすがにこれには「ムッ」ときました。
こちらは返金も申し出て、銀行情報の連絡をお願いしているのに…
そこでひと晩寝かすことにしました…笑。
もしすぐに返事を書いていたら…:
「返金を申し出ているのにそんなひどいことを言われる筋合いはない。侮辱だ、名誉毀損だ…」
…等になっていたはずです…笑。
でもひと晩寝かせると…:
「デポジット返金のための銀行情報の連絡をお願いしていることもあり、お申し出の苦言は何かの誤解かとは思いますが…」
つまり、感情の昂(たかぶ)りが一晩の間にかなり収まっているので、表現がかなり丸く優しくなります。
同じ人間が書いたものとは思えません…
それが一晩寝かせることをお勧めする所以(ゆえん)です。
基本的に「物は言いよう」
つまりどんなことも、どんな時にもその時の表現と表情で相手の受ける印象はガラッと変わってしまいます。
言っている内容は全く同じでもです。
そこにコミュニケーションの妙があります。
今の電子メールホント寝かさないで書き込みすると大変なことになります。
私の場合は、ある写真家とメールで懇意にしていた(と思い込んでいた)ら、その
彼女が猛烈な宗教熱心家で、聖書の言葉を長々と書く様になったので
おやめなさい、と諭したら(余計なことだったのかも)猛烈に怒られ
無神論はろくな死に方しないだの、はよどっか行けだの、人間のクズだのと
即、返事が帰ってきました。とても素敵な写真を撮る人で私はファンでした。けど
この即答メールにはもうびっくり仰天。いきなりブチギレられた。
私が人間のクズでも、一日おけば、もう少し非難がましさが薄まったのかも。
高校時代、国語の先生も確か文章は寝かせろ、と言っていた記憶があります。
スピード重視の時代、即答は求められますが、やはり冷静なるには
寝かせることは不可避ですよね。
その通りだと思います!
よくわかります><
電話サポートもこのようなことはよくあります><
お互いのクールダウンが大事ですよね…
殺人を犯しても、長〜〜〜い時間で無罪になってしまいます…