なぜ読み始めるようになったのかは、故・安岡正篤さんという偉人が関係しています。
若い人たちには安岡正篤さんという人は知られていないと思いますが、物凄い人です。
詳しくはネットで調べていただければと思いますが、頭が良くて何代もの首相の指南役(アドバイサー)を務めました。
「平成」の名付け親でもあるそうです。
学業の方も勿論飛び抜けていたそうですが、いわゆる地頭も良かったようで、本も多く書いています。
驚くエピソードも多いのですが、その中のひとつ…
ある時本を書いて出版した後、その本の内容が気に入った(?)当時の陸軍大将の1人が自宅を訪ねて来ました。
出てきた安岡正篤さんは当時まだ大学生。
著者の息子さんだと思った陸軍大将はお父さんに面会を求めましたが、その大学生が本人だったのです。
驚いたであろう大将は上がり込んで2人は話し込み、あることで意見が真っ二つに割れたそうです。
その場ではどちらの意見が正しいかの決着はつかなかったそうです。
ですが、自分の意見の正しさに自信満々であった陸軍大将は、もし自分が間違っていたら、その当時まだ大学生だった安岡正篤さんの弟子になると言ったそうです。
お互いに調べ直そうと言って別れてしばらくして…
安岡正篤さんの方が正しいことが分かりました。
潔く弟子になると言う大将に対して安岡正篤さんは丁重に辞退したそうですが、大将はその後安岡さんをずっと師と仰いだそうです。
その安岡正篤さんの本の情報がどこかに出ていると、ついつい目が行ってしまいます。
そして安岡正篤さんの情報が頻繁に出てくる「致知」の存在を知りました。
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