先日、日本のあるお金持ちから、ヨーロッパのある国で通訳をして欲しいと依頼を受けました。
そのお金持ちの数階建ての自宅のある階には、数台の珍しいスーパーカー(死語?)が展示されたラウンジになっているフロアがあります。
今回の訪欧目的は、あるスーパーカーマニアのお金持のお宅訪問です。
その富豪が指定してきたホテルに一泊し、翌朝待ち合わせ時間にフロントで待っていると、真っ黄色のSUVタイプのスーパーカーでお迎えが来ました。
30分程車を走らせて着いたのは、郊外の小規模な会社街の中のある倉庫。
倉庫と呼ぶには気がひけるほど新しくて綺麗な2階建のホールです。
中に入ってびっくりしたのは、その2階建の倉庫を埋め尽くしたスーパーカーの数々。
各階100台ほどが綺麗に並んでいます。
でも驚いたのはそれだけではありません。
今回そのお金持ちと一緒に日本からスーパーカーの専門家らしき人も一緒に来ていたのですが、その人がそれらの1台、1台にびっくり。
何かの映画に使われたとか、何かのレースで優勝したとか、スーパーカーのメーカーが、何かの記念に特別に作った限定生産車の1台目と最後の車だとか…
どれもがとても希少価値の高い車なのです。
オークションにかけると、1台づつ2桁の億円になるようです。
つまり、全部合計すると…
世界の富豪リスト上位に出て来る人でしょうか?
セキュリティーの関係から、マスコミはシャットアウトで、この倉庫、車の存在は僅かごく一部の人しか知らないそうです。
ちなみに朝迎えに来てくれた、50代位の洒落たおじさんは運転手ではなくてご本人でした。
午前中に1台、1台を詳しく説明付で見せてくれて、ランチは倉庫の端にある綺麗なオフィースキッチンで、近所のお店で買ってきたというハムやチーズの盛り合わせサンドイッチをご馳走になりました。
羨ましい。サンドイッチ美味しいよねー。