市が発表する統計を見ると、デュッセルドルフの人口が、2010年からは常に60万人を超えるようになりました。
17年間、毎年約1.2%増です。
そう聞くと、大したことがないように思えますが、その人数は実に約7千人です。
自然増(出生 − 死亡)はその内僅か約10%。
元々デュッセルドルフは外国人が多くて5人に1人以上が外国人ですが、ここ数年は難民が一挙に増えました。
それだけの住人が増えれば、住宅が不足するのは当たり前です。
どういうわけか、ドイツではなくオランダの仮設住居製造業社が受注して、多くの難民キャンが作られはしましたが、まだまだ足りません。
多く転入してきた住人を国別で見てみると、日本人は何と上から4番目。
でも、ほぼ同数の日本人が転出(帰国)しているので、プラスマイナスでは微増です。
ダントツで増えているのはシリア人。
続いてイラク人、アフガニスタン人、イラン人と続きます。(日本人は勿論表外)
そしてうちにはイラク人が1人下宿していますが、とてもかわいそうなのです。
元々はジェット機のエンジニアです。
お父さんとお兄さんは大使という良い家の出。
彼はエアバスの大型ジェット旅客機、A380の部品を設計していました。
そしてハンブルグのエアバス社も彼に職場を用意して1年程も待ってくれていました。
ところがダメなのです。
デュッセルドルフの外人局が、デュッセルドルフ以外で仕事をすることを許してくれません。
生活費の援助が出ているのですが、パスポートを返してもらえないので国外に行くことも出来ません。
求められているハンブルグのエアバス社に勤務すれば、高級(?)取りです。
それが就職を妨げられて、税金から援助を受けているのです。
彼自身がそれに不満を持っている通り、何かおかしくないでしょうか?
技術職なのに。
ドイツもこういう人大事にしないとダメですよね。
弁護士に口きいてもらってなんとかしてもらえないのでしょうか?
ずいぶん前から既に弁護士にお願いしているのです…
弁護士さんが動いてくれないとか。。。
いいえ、役所が動いてくれないのです。
弁護士が動かなければ、弁護士を変えれば良いだけです。