掃除のことで、デュッセルドルフ市長からのお招き

を受けました。

招かれたのは全部で十数人。

デュッセルドルフの市長に会うなどは勿論初めてです。

写真は市のウェブサイトから/Foto: Ingo Lammert, http://www.Duesseldorf.de

後で分かったのですが、全てボランティアで町をきれいにしている人たちの代表でした。

そういうグループが結構いるので、ポジティブに少し驚きました。

グループにすると4つ程。

毎年年始の早朝5:00、6:00に、花火で散らかる(*1)旧市街のライン河沿いでゴミ拾いをする中東の人たちと思われるグループ、同じように毎年一度、町のあちこちで多くの人が参加して行われるゴミ拾いのグループ、ゴミが散らかった場所の連絡を受けてすぐにきれいにするグループ。

最後のグループのポリシーは、どうやら「割れた窓理論(*2)」に基づいているようです。

私たちは、月に一度駅前の掃き掃除をしています。

対象となるのは、ほとんどタバコの吸い殻です。

「タバコの吸い殻も立派なゴミですよ!」

というシグナル発信です。

最初はライン河沿いなどのゴミ拾いを行なっていましたが、いつからか駅前の掃き掃除に切り替えました。

その理由は、この掃除活動は決して伊達や酔狂でやっている訳ではないからです。

同じシグナル発信なら、より多くの受信機があった方が良いと、最初はかなり恥ずかしかったのですが駅前にしました。

効果は抜群!

どうしても注目度が高いので目立ちます。

嬉しいことに、時々「いいね」を受けます。

つまり、通行人に感謝をされるのです。

感謝をされると言うと少し大袈裟かも知れませんが、単に「いいね」の掛け声だけではなく、「あなたたち、ホントに良いことしてるわね」とか、「ありがとう」と言ってくれる人もいます。

「ドイツ人のモラルも捨てたもんじゃない!」

でもたまにはネガティブなコメントも勿論いただきます。

「そんなことをして一体何になるの?」

お礼と並んで多いのが、「どうして?」と、「ボランティア?」という質問です。です。

どうしてかに関しては、もしご興味があれば是非一度このページ(https://wirmachendeutschlandsauber.jimdo.com/日本語/なぜ掃除/)を読んでいただきたいのですが、一言で言うと…:

実は掃除(きれいを保つこと)は犯罪率を下げます = 平和を呼びます。

警察が after なら、掃除(きれいを保つこと)は before なのです。

次の目標は、デュッセルドルフに多く存在する日本食レストランに加わってもらい、月に一度の Japan Clean Day なるものを設けることです。

ちなみに今回、市長は何か良いアイデアを求めるためにこの集まりをアレンジしたようです。

そこで私たちは、提案と言ってはおこがましいので、情報として次の事を伝えました。

Stephanienstr では、ゴミのコンテナが頻繁に一杯なので、コンテナの数を増やすか、ゴミ回収の頻度を上げることが必要である事。

ゴミの回収を行った後でも、少し汚れているので、その汚れをなくす徹底さが必要である事(割れた窓理論)。

サウジアラビアでは、日本の学校の掃除のシステムである、生徒が自分たちで学校を掃除するシステムをまずは100校で取り入れて成功し、生徒たちに思いがけない良い変化が現れて、現在では四桁の学校数にまでその方法が広がっている事。

汚すことに罰金を科すネガティブ思考ではなく、ゴミを拾い集める人たちにご褒美を出すポジティブ志向の方が良い事。

* 1 ドイツでも、毎年大晦日には年が変わる24:00時に、物凄い量のプライベートの花火が打ち上げられます。大袈裟でもなんでもなく、少し高いところから見ると、地平線上360度、どの方向を見ても真っ白く明るくなります。

*2 アメリカの学者は何でもすぐに理論化するのが好きですが、犯罪学者のジェームズ・ウィルソン氏とジョージ・ケリング氏が考案した理論で、ブロークンウィンドウセオリー(割れた窓理論)と言われています。

廃校となり使われていない校舎や人の住んでいない建物の窓が1枚割れているのを放置すると、「誰も気にしていない」、「責任を取っていない」と、間もなく他の窓も割られ始め、「ここでは窓が割られることが許される」 という信号が出てしまい、最後にはほとんどの窓が割られてしまう現象です。最初に破られた一枚をすぐに直せば、しばらくの間は再び破られることがありません。あるいは、破られてもすぐに直すと破られる確率がかなり減ります。

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掃除のことで、デュッセルドルフ市長からのお招き」への4件のコメント
  1. 佐藤ようこ より:

    ドイツの街、ドイツ人のみならず、日本人、イラク人の方々によって美しくされているのですね。
    素晴らしいことです。一方、札幌の街は中国人によってもう侵略されている感じ。
    ながらタバコ禁止の市なのに、もう守らないったらない。デュッセルドルフの街に学びたい。

  2. 佐藤ようこ より:

    素晴らしいなあ、みんな、美男美女。綺麗にする人たちは、顔立ちまで美しい。ライン河も
    綺麗にしてくださるグループもあるのですね。先日、駅の周りのタバコの吸い殻を🚬拾って歩いている年配の男の方がおられました。オレンジ色のジャケットを着てましたがネームも入っていないところを見ると、完全一人のボランティアでしょうか。市長さんに呼ばれるなんてすごい!
    でも市長さんは写真のどの方?

    • netdeduessel より:

      お褒めいただき、誠にありがとうございます。このまま努力を続けます。

      市長さんは、座っている写真の一番右側です。そのすぐ隣が、拙宅に下宿しているイラク人です。

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