「人に迷惑をかけない人になって欲しい…」

…という答えが、日本人の7割の親から返ってくるそうです。

質問の内容は、「自分の子供にどんな大人になって欲しいですか?」です。

7割もの親がそう言うのであれば、それはもう立派な国民的な躾です。

最近気が付いたのは、この躾こそが、日本人の基本になっているのではないかということです。

そしてそれは武士道から来ていると思われます。

そう聞くと、大袈裟な…

と思うかもしれません。

武士道が大袈裟なら、武士の間で教えられていた教育、躾けられていたマナーです。

新渡戸稲造の「武士道」を読むとよく分かりますが、日本人が昔から子供に言い聞かせる道徳心のようなものは、武士道に基づいていることに気が付きます。

当時、士農工商の4つの内の武士は国民全体の僅かでしたが、武士道精神は残りの3つにも大きく影響しているようです。

ちなみに「武士道」に書いてあり、ハッとさせられることは、新渡戸稲造さんが、ある有名なベルギー人の法学の教授と一緒に散歩をしていた時の会話です。

新渡戸稲造さんから、西洋のキリスト教のような授業が、日本の学校の教育にはないと聞いたベルギー人の教授が驚いて発した言葉です。

「宗教の授業がなくて、どうやって道徳精神を授けるのですか?」

新渡戸稲造さん自身も、すぐに答えられずに、この意外な質問の答えを探したそうです。

ドイツでは、小学校から自己主張を叩き込まれます。

自己主張をしないと、良い成績ももらえません。

だからドイツ人は負けず嫌いで議論好き。日本人には時に激しくさえ見えます。

自己主張をするということは、ぶつかり合うわけですから、弁護士も必要なわけです。

ドイツの弁護士の数は、日本の数千人に1人に対して、数百人に1人です。(アメリカはもっと多くて数十人に1人です)

人に迷惑をかけないように育てられるとどうなるでしょうか?

気を遣う、気を配るようになります。

つまり気配り、遠慮です。

気を遣うということが、日本人の国民性全てを表していないでしょうか?

おもてなしから始まって、優れた製品作りまで。

ちなみにお隣の国で同じ質問をすると、「グループのリーダーになる人に育って欲しい」という答えが7割だそうです。

万物に長短共にあるので、どちらが良いかは一概には言えませんが、付き合う相手はどちらが良いかと聞かれたら…

川崎

日本人のための、ドイツの生活応援サイト

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カテゴリー: ドイツ、ドイツ人について, ドイツの暮らし, 教育, 文化, 日本、日本人について
「人に迷惑をかけない人になって欲しい…」」への1件のコメント
  1. 佐藤ようこ より:

    アジアの中でも中国人は激しい自己主張をします。韓国もそう。
    日本人はその中でも異常に自己主張は少ない。たしかに、宗教教育など
    公立ではやらないのに、マナーは極めていいですね。どちらかというと
    論争もしません。

    いときもありますが
    やはり人間、論争も時にはしなきゃならないのでは。
    論争の後は私はとても疲れます。

    最近の老人は、学園紛争世代も多く、自己主張も激しいし
    言い訳もすごい。特に男性は問題ある人が多くなってきて
    若い警察官を困らせているようですよ。

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