ドイツのラジオのニュースで興味深いことを言っていました。
ドイツの Bundeswehr (国防軍、日本で言う自衛隊)は、よく学校訪問をしているようです。
ところが現在、その是非が政治家たちの間で問われているそうです。
命に関わる(命を落としたり、人を殺めたりする?)集団なので、学校訪問をやめるべきだという意見が出ているそうです。
別の意見では、訪問はしても良いが、プロモーションはダメ、セキュリティーに関する子供たちの質問に答えるのなら良いというのもあるそうです。
それっておかしくないでしょうか?
プロモーションをするくらいですから、人数が不足しているのだと思います。
人数が不足していくとどうなるでしょうか?
セキュリティーを保てなくなります。
つまり、訪問はOK、セキュリティーに関する子供たちの質問に答えるのは良いけど、プロモーションはダメだというのはおかしな理屈ではないでしょうか?
そういう話を聞くと、ついついメルケルさんの難民のお話を思い出してしまいます。
「難民をいくらでも受け入れよう! 私達なら出来る! (でも自宅に受け入れるのは嫌)」
一見、人道的な素晴らしい意見に思えますが、自分が犠牲になるのは嫌だという考え方です。
日本ではどうなのでしょうか?
あの東日本大地震で、自衛隊の存在はかなり見直されてきているようですが、それでもまだドイツと似たような状態なのではないでしょうか。
あるいは自衛隊は学校などに一切訪問できないのでしょうか。
川崎
教育委員会が日本では窓口です。パンフの配布、希望者への願書など
は学校で配ります。しかし、自衛隊員があるいは、自衛隊幹部学校である防衛大学校の
人が来ることもありません。警察官、消防署、地方公務員なども直接学校へ来て
人を勧誘することはありません。ダメなわけではありませんが慣例として
そうなんだろうと思います。
でも、自衛隊などは大変やめる人も多く外国人を雇えないので
入隊を希望すると、家などに来て説明してくれる念の入れようとなってます。
大変災害が多い日本で、自衛隊員自身も命をかけた危険な仕事も
多くなり、風呂屋やマーケット、小型商店街で勧誘やポスター
パンフレットの配布はいつもやっています。