インターネットバンキング詐欺 ➖ 会社の口座が2回もハッキングに遭い、お金を抜かれてしまいました…

1回目は、ユーロで三桁の金額(数万円台)、2回目は4桁の金額でした。

インターネットは世の中をドラマチックに便利にしてくれましたが、その中には銀行経由のお金のやりとりも含まれます。

ドイツでインターネットバンキングと呼ばれるものですが、インターネットで支払いなどの口座の操作ができます。

それがどうして便利なのかというと、若い人はそれがもう当たり前なので、以前の方法を知っていると恐竜にされてしまうかもしれません…笑。

以前の方法とは言っても、今でもまだある方法ですが、どこかの送金先に銀行口座からお金を送りたい場合、銀行に用意してある送金用紙に記入して銀行に郵送するか持って行くかします。

インターネットによって、その手間がなくなりました。

でもやはり万物に長短共にあり。短の方は、ハッキングが可能になってしまうことでしょうか?

世の中が色々と便利になったのはとても嬉しいことですが、そこであぐらをかいてしまうとまずいことが起きてきます。

その代表は健康。そのお話は「進化が示す、健康法則」の方で嫌という程書いているので止めますが、インターネットバンキングが出来るようになり、うちの会社の法人口座もつい先日2度もハッキングに遭いました。

一度目の三桁の金額のユーロの時は、不明の相手から突然引き落とされました。

Lastschriftverfahrenと言うもので、日本の銀行引き落としです。

引き落とされる側が、引き落とす側にそれを許す書式に前もってサインをしておく方法です。

今日の携帯電話やインターネットの代金支払方法が普通これです。

引き落とされたことを不審に思って銀行に連絡をすると、すぐに取り戻してくれました。

この銀行引き落としの方法は、引き落とされた後の2週間程度以内であれば、銀行にその旨異議を唱えると必ず引き戻すことができます。

それが故にこの方法は引き落としたい側もそうそう軽く利用できません。

なぜなら、例えば引き落とした金額が巨大で、その巨大な金額がもしクレームで引き戻された場合、その時点で口座残高が低いと銀行のリスクとなってしまうからです。

引き落としの後の一定の期間の戻す義務は法で定められているので、引き落とした側の銀行は、クレームの際には返送金しなければなりません。

でもその時に、口座に十分な残高がない場合、それが信用のない口座名義人でも銀行のリスクで返金しなければなりません。

例えば、Aという口座名義(法)人が、Xという銀行の口座で、Bという(法)人の持つYという銀行の口座に対してそれを行なったとします。

Aが、Y銀行のBの口座から、自分のX銀行に10億円を引き落とし移したとします。

運悪くBはそのことに何日間も気が付かず、気がついた時にはAはその10億円を引き出すなり他へ送金するなりして口座にはもうほとんど残高が無いとします。

そこへBからクレームが入ると、X銀行はAの口座から10億円を戻さなければなりませんが、Aの口座にはもうお金がありません。

そこでその10億円はX銀行が負担することになります。

そういうことが理論的に可能なので、銀行引き落としは今日難しくなっています。

そうした理由で、1回目のケースはあまり心配はありませんでしたが、心配だったのは2回目のケースです。

会社の口座から、4桁の金額のユーロが不明の送金先に突然送金されたのです。

名目は、何かの代金ということになっていました。

買ってもいない物の購入で、聞いたこともない相手に代金の支払いが勝手に行われたのです。

支払いの方法は、ごく普通の銀行送金。つまり誰かが、会社の銀行口座から素性の知れない会社に送金を行った(行なうことができた)のです。

会社でその権利を持っている人間は勿論誰もその送金を知りません。

一体、誰がそんな事を出来たのでしょうか?

本来ならあり得ないことで、私自身、今までに聞いたこともないケースです。

これもすぐに銀行にクレームを出しましたが、自動引き落としのケースと違い、こちらの銀行側からはすぐにはどうにもならないとのこと。

振り込んだのはこちら側なので、それはそうかも知れません。

銀行曰く、もしそのお金が最終的に戻らない場合は保険がおりるそうです。

警察にも届けを出しました。送金受け取り側に関してインターネットで調べてみると、連絡先が明記してあったので、相手にメールで苦情を伝えました。

確認するという返事のメールが返って来たのですが、とても奇妙なことに、そのメールの宛先CCに、こちらの銀行のメールアドレスが入っていたのです。

@以下はこちらの銀行のメールアドレスですが、@の左側は犯罪対応とか何とかの怪しげな文字です。

どうしてそんなメールアドレスがCCに入っていたのか分かりません。

銀行に聞くと、そんなアドレスはないそうです。

結果として、2週間ほどで受け取った側の会社から返送金があったので被害はありませんでした。

数週間経ったのちに、警察からこの事件は解決できないので捜査を打ち切るという手紙が届きました。

盗難に遭って警察に届けを出したような時も、やはりそういう手紙が警察から届きます。

2度目のハッキングがあった後、銀行から口座番号を変更する案も出ましたが、口座番号の変更にはとんでもない手間がかかります。

入金、送金の両方向で自動設定されている全ての支払いの変更手続きや、その他の手動送金してくる全ての客先へのその旨の変更お願い…

考えただけでもゾッとします。代替案は、全ての送金に対して確認のメールを出すという方法です。

いつものようにインターネットで送金した後に、メールでその送金内容を改めて銀行に知らせないと送金が行われないというものです。

結局、後者を選んで2ヶ月ほど行いましたが、これはかなり面倒くさいものです。

昔の紙(送金用紙)の方法と比べればそれでもまだ楽なのに、もっと楽な方法に慣れてしまっているともうダメです。

世の中がどんどん便利になり、その度に楽に慣れ、手間をかけることができなくなっていく人間は将来、一体どうなってしまうのでしょうか。

今回の幽霊送金の受け取り側は国内だったので問題はありませんでしたが、もしそれが弁護士の威力も通じない海外だったら、例えば香港の誰か?の口座だったらどうなっていたのでしょうか?

川崎

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カテゴリー: お金のヒント, お金のヒント全般, ドイツの暮らし, ビジネス, 通信郵便TVPC, 時事, 法律
インターネットバンキング詐欺 ➖ 会社の口座が2回もハッキングに遭い、お金を抜かれてしまいました…」への1件のコメント
  1. 佐藤庸子 より:

    私の夫はネットバンキング専門。
    化石化、恐竜化の私はやり方を知りません。
    でも何故か香港の会社から、弁護士手数料を払え、とか手紙が来る。

    この会社、電話も住所もない、騙された経験はないです。

    私が騙されるのは、もっぱら生身の会ったことのある人ばかり。泣きたい。

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