くだらないことかもしれませんが、先日デュッセルドルフの街中を車で走っていて嬉しいことがありました。
ある交差点の赤信号の前で車が数台止まり、私の車は前から三番目で信号が青になるのを待っていました。
しばらくたって、信号が青になっても、一番前にいる車が発進しようとしません。
信号を見ていなかったのでしょう。
そういう時に、ドイツでは普通何が起こるでしょうか?
そうです。ドイツにお住いの方々はご存知の通り、そのすぐ後ろにいる車がクラクションを鳴らします。
それに気がついた先頭の車はやっと走り出します。
走り出す車のドライバーは多くの場合、後ろの車に対して「御免なさい」の手を挙げる合図をします。
その辺は、「へえ~、ドイツ人って潔良いんだ~」と変に感心してしまいます。
日本でならそういう時はパッシングなので、クラクションを鳴らされたら「うっせ~な~、そこでクラクション鳴らすか~?」とならないでしょうか?
さてその時に何が起こったかというと、二番目にいた車のドライバーはパッシングをしたのです。
日本では当たり前の光景でも、こちらでは珍しいことです。
ちなみに私も(日本人なので?笑)そういう時はパッシングをします。
ドイツでもパッシングで気付いてくれます。
日本人なら誰でも普通、ドイツで暮らしていても、そうしていると思います。
そしてこれは勝手な想像ですが、そのエレガントな?方法に気が付いたドイツ人が、「クラクションを鳴らすより、パッシングをした方がうるさくないし、スマートでいいじゃないか!」と、その方法を始めたのではないでしょうか?
悪いことも当然波及しますし、悪貨は良貨を駆逐するとも言います。
でも、善いことも間違いなく波及する筈です。
相手になるべく迷惑をかけないようにするという、世界を見れば類稀な日本人の国民性が世界に広まってくれれば、争い事もきっと減ると思います。
日本流が世界を良くする…
川崎
いいことですね。日本ではクラクションどころかむしろ煽り運転で殺人まで起こってます。