健康保険って、本当に保険でしょうか?

そもそも保険の始まりは、何かのリスクに対して、大勢の人がお金を少しずつ出し合っておいて、もし誰かがそのリスクを被ってしまった場合に、みんなで集めた、塵も積もれば山となるお金でカバーしようというものだと思うのです。

ちなみに辞書にも…:

①偶然的に発生する事柄(保険事故)によって生じる経済上の不安に対処するため、あらかじめ多数の者が金額を出捐し、そこから事故に遭遇した者に金銭を支払う制度。

となっています。

この、「大勢の人が、少しのお金を出し合っておいて、もし誰かがそのリスクを被ってしまった場合に…」が大事なポイントです。

日本人の一人、一人から僅か1円ずつだけ集めても1億円の大金になります。

例えば車の自賠責保険や災害保険。

その確率は低くて起こらないかもしれないものの、もし起こってしまったら大変だという場合です。

でも健康保険は?

健康保険代は、みんなから少しずつ集めるにしては、1人ずつの健康保険代の金額が大き過ぎると思います。

でも、それもそのはず。

年がら年中、お医者さん通いする人も多ければ、薬に浸かりっぱなしの人もいます。

その反対に、お医者さんや薬とは縁のない人もいます。

誰もが払う、高額な健康保険代金合計でもまだ足りず、後者が前者を支えている形になっているはずです。

あるいは健康保険会社が儲け過ぎているのでしょうか?

あながちノーとは言えないと思います。

大きくて立派な建物の保険会社が何社もあり、その社員数はすごい数ではないでしょうか。

それらの費用は全て、私達が支払う保険代金がカバーしているわけですが、前述の通り、「日本人の一人、一人から僅か1円ずつだけ集めても1億円の大金になります。」

誰もが支払う保険料合計から、不幸にして起こってしまった事故や病気に補償として支払われ、残りは保険会社の社員のお給料他、保険会社の経費に充てられます。

保険会社以外にも、かなりの数の保険代理店もあります。

プールしたお金で損害の補償が足りれば保険会社が太り、足りなければ保険代が上がる仕組みのはずです。

以前勤めていた会社で、プライベート健康保険に入っていた人は、「保険が払ってくれるので、メガネを毎年買い替えている」と、まるで自慢するかのように言っていました。

でもちょっと待って…

一年に一回も新しいメガネが必要でしょうか?

数年に一度で十分ではないでしょうか。

保険会社が出してくれるからと言って、その条件に甘えて毎年メガネを取り替えたりするから保険代が高い(高くなる)のではないでしょうか?

つまりそれは、自分で自分の首を締める行為…

保険会社側も、かなりの殿様商売に思えてなりません。

昔、一度、保険代理店の人に自分の家の窓ガラス保険に入るかどうかを聞かれたことがあります。

自分自身や子供が、何かの弾みで窓を割ってしまうのならまだ話も分かりますが、どこからか石などが飛んできて、家の窓が割れてしまうことなどあるでしょうか?

隕石の落下?

確率はゼロではないでしょうが、確率性のゼロの下に小数点がいくつ付くレベルのお話しでしょうか?

誰かが投げた石が割るのなら、その人が自賠責で弁償するものです。

実は私も1990年頃から健康保険はプライベートでした。

その頃は(今も?)、駐在員向けの健康保険が法的健康保険より安かったのです。

でもいつの間にか、結構の金額に上がっていましたが、そんなある日、ある保険のエキスパートらしきドイツ人から電話がありました。

「今、支払っている健康保険代はいくら位ですか?」と聞いてきます。

普段はそのようなセールスコールは丁重にすぐ断るのですが、その時は余程暇な時だったのか、相手の話し方がうまかったのか、うろ覚えしていた数字を答えると、それは払い過ぎだと言います。

彼のオファーはこういうものでした。

「もし私が提案する方法があなたに気に入られて採用させてもらった場合、6ヶ月間の間だけ、得した分の金額を手数料としていただけませんか?」

詳しく計算してもらうことになりました。その結果は、これだけ安くなれば、間違いなく誰でもそれを依頼するであろうという位のものでした。

もうしばらく前のことなので、実際の細かい数字は忘れてしまい申し訳ありませんが、その方法とは次の通りです。

一年間に500ユーロ以内で収まる医療費は自己負担をする。そして500ユーロを超える場合は保険を使う。

つまり、もしあまり怪我をせず、病気にもかからない人の場合、こちらの方がはるかに得です。

でももし怪我をしたり、病気になっても、500以上の費用がかかれば保険はおります。

もしもの時には頼りになる…

つまり、本来の保険の効力は生きている…

これこそが、本来の保険の考え方ではないでしょうか?

この方法は、今まで入っていた保険を解約して、新しい保険に入り直すというわけではなく、同じ保険のままで条件を変えるだけです。

相手が用意した書類にサインをすれば、あとの手続きは全て相手が行ってくれます。

サインをした書類を送り返してしばらくすると、保険代理店の人から電話がかかってきました…:

保険代理店の人:

「保険の条件を変えられたそうですね…」

私:

(心の中で…あっ、そうだ、保険代理店の人がいたんだ…)「あっ、はい、そうです…」

うちは幸か不幸か、夫婦でドイツ語ができるので、健康保険関係のコミュニケーションは保険代理店の日本人を通さずに、直接保険会社と行っています。

そこでいつも保険代理店の存在を忘れてしまうのです。

保険代理店の人:

「仰って下されば、こちらでも手配出来ましたのに…」

…と、代理店を飛ばして勝手にされたことが?かなり残念そうでした。

そうか、今回の提案者は、保険会社と直接変更の手続きを行って、保険代理店は後からそのことを知ったんだ…

電話を切った後…

えっ、でもちょっと待って、「仰って下されば、こちらで手配…」って言われても…

そんなシステム・条件・オプションがあることも知らされていないのに、どうやって言うの?

お得な方法があっても特に知らせずに、相手がそれに気がつくと、途端にとぼける(笑)?

でもそういう相手を責めることは出来ません。

なぜならこういう怠慢は、人間なら誰でもついつい日常やってしまっているからです。

他に安いオプションがあっても、ついつい高めの商品のままにしておく…

でもそこに競合の付け入る隙が出来ます。

さてところで、あまり怪我をせず、病気にもかからない人というのは稀でしょうか?

ごくごく普通一般の人がそうではないでしょうか?

ごくごく普通一般の人なら、一年にゼロ~1、2回、風邪をひく程度ではないでしょうか。

そしてその風邪も、放っておけば治ってしまうレベルではないでしょうか?

せいぜい風邪薬を飲む程度で、医者に行くのはどの位の頻度でしょうか?

それにしては保険代が高くないでしょうか?

でも、たまには変わった人もいます。

日本に住む私の知人の1人もそうです。

年がら年中、風邪をひいたと言っては友人である医者に行って薬を処方してもらっています。

それがどんなに軽い症状でも、「病気になる=薬が必要=医者に行く」という自然の流れになるようです。

なので、そういう人にはこの方法は向かないかも知れません。

あるいはその人に考え方を改めてもらうか…

病気がちなご年配の方々にも向かないでしょう。

ドイツに住む日本人の大多数は駐在員。働き盛りの30代~50

代です。

つまり、病気も怪我も少ない(から海外に送られる)ということで、プライベート健康保険に安いものがあります。

それでも前述のシステムだとさらにかなり安くなります。

私の場合は、本来なら健康保険のシステムそのものが不要で、怪我や病気の場合は自腹を切って医療費を出した方が、毎月の保険代を出すより安いのではないかと思います。

でも世の中のシステムが既にそうなってしまっているので、健康保険に入っていないと、イザという時にお医者さんで受け付けてくれないと困ります。

だから保険に入っていますが、噂では、デュッセルドルフに住む知人の1人、ツワモノは若かった頃に健康保険に入っていなかったそうです。

病気とは元々、自分の体が治すものです。医者や薬が治すのではありません。

最もかかりやすい病気であろう風邪でも、40度近い熱があるとか、頭がガンガンするとかいう重い症状でなければ、医者も薬も不要で数日で治ってしまいます。

医者や薬に頼り過ぎの人が多過ぎないでしょうか?

昔、勤めていた会社の同僚が風邪で医者に行った時に言われた言葉というのをいまだによく覚えています。

その時のお医者さん曰く、「その位の風邪なら、プールに行って泳いで汗をかいてきなさい。治ってしまうから」

立派なお医者さんだと思います。

そう言えば、日本では医者が何かと「安静」と言い、ドイツでは「なるべく身体を動かせ」と言います。

川崎

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カテゴリー: ドイツの暮らし, 健康, 医療と健康
健康保険って、本当に保険でしょうか?」への1件のコメント
  1. 佐藤庸子 より:

    健康保険というのは(ドイツは違うかもしれませんが)一応、日本では国がやっているもので、公的処遇です。これは高齢化時代もあり、赤字です。

    プライベートの保険の方は、「生命保険」と言って、健康保険という言い方をしません。
    これは、本当に儲かっているところもあるようです。
    CMではほとんど嘘言っていると思える大会社もあります。

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