進化が示す、健康法則・もっとも大切なこと 

世の中で、人間が一人で生きていけないのは当たり前のことですが、その場合、もっとも大切なことは何でしょうか。

コミュニケーションはその1つではないでしょうか。

コミュニケーションとは、人と人がつながることです。生き物は元々、その両親がつながって出てきますが、生き物にとって「つながり」は、切っても切れないものです。

コミュニケーションとは、人間が生きていくのに絶対に欠くことのできない空気、水、 食べ物のレベルを除けば、その次くらいにくる大事なものではないでしょうか。

ロビンソン・クルーソーのお話なら別ですが、この世でひとりきりで生きている人間は普通いません。

つまり誰でも必ず誰かと会って話したり、電話や手紙、メールなどでコミュニケーションを取ります。

障害があってお話ができない人も、何かの方法で必ずコミュニケーションをしています。

人間だけではなくて動物もします。一部の学者さんの間では植物もするといわれています。

 

東大の教授で福島智さんという人がいますが、3歳で右目が、9歳で左目が見えなくなってしまいました。

そして14歳で右耳が聞こえなくなり、18歳で左耳も完全に聴力を失い、視覚と聴覚の重複障害者である全盲ろう、つまり、全くの闇の中での生活になってしまいました。

それでも努力をして、世界で初めて全盲ろう者として大学教授になりました。

しかも東大です。福島教授も、指点字という特殊な方法でコミュニケーションを取っていますが、その方法は福島教授が思いついた、今までになかった斬新なもので、全盲ろうの人たちにコミュニケーションの光を与えることになりました。

 

もうひとり凄い人をご紹介いたします。やはり先天的な目の病気である、網膜芽細胞腫によって生後13ヶ月で両目が見えなくなってしまった、ダニエル・キッシュというアメリカ人です。

イルカやコウモリのように、エコーを使って生活しています。

「舌打ち音(クリック音)」を立てながら動き回るのです。

キッシュさんは今47歳ですが、イルカやコウモリのように、エコーロケーション、つまり反響定位というものを頼りに行動しているそうです。

舌打ち音を立てると音波が放たれ、周囲にある物体に当たってかすかな反響が返ってきます。

それを耳でとらえて、脳でイメージに変換するそうです。自転車にも乗れます。

 

毎秒2回くらい舌打ち音を立てるたびに、弱いカメラのフラッシュがたかれる感じがするそうです。

それを元に半径数十メートルの三次元イメージを組み立てるそうです。

高い集中力を保ち続ける必要があるそうですが、近いものでは直径2センチの細い柱も感知でき、車や茂みなどは5メートル先、建物なら50メートル先でも分かるそうです。

足元の小さな物や段差はわかりにくいので、歩く時の白い杖は必要だそうです。

 

キッシュさんは、視覚障害者の支援団体「ワールド・アクセス・フォー・ザ・ブラインド」という組織を作り、既に世界30カ国以上で1000人近くにその方法を教えたそうです。

多くの人はすぐに成果が現れて驚き、想像もしなかった自由を手に入れているそうです。

キッシュさんによると、「人間は本来、エコーロケーションの能力を秘めているのではないでしょうか。

照明のない大昔、人類はこの力を駆使していたのかもしれません。

おそらく神経系の『ハードウェア』は元からあって、私はその起動法を見つけただけ。

視覚とは目ではなく、脳の中にあるのです」そう聞きますと、確かに、チェ(チュ)という音を口で何気なく出している赤ちゃんを見かける時がありますので、ひょっとすると、照明がまだなかった遠い昔の人間にはそういう能力も備わっていたのかもしれません。

 

コミュニケーションにとって、重要となるのは質の高さです。英語などの外国語での会話に限らず、同じ日本人同士の間での日本語のやりとりでも、世代や育った環境、家庭、教育、経験や体験、本人の好みや興味、趣味などの違いがあるので、ひとりの人間が思ったことを別の相手に伝えて、それを完璧に分かってもらうというのは至難の技です。

情報の発信者がその思いを本当に100%正しく表現できたかどうかから始まり、仮に表現・送信がパーフェクトであったとしても、今度は相手がそれを聞き間違い、読み間違いなどなくパーフェクトに受信してくれたかどうか分かりません。

もし仮に送受信が理屈上パーフェクトでも、送信者と受信者では考え方が違います。

つまり送信者が思った通りに受信者に理解してもらえるかどうかは分かりません。

理解の仕方が十人十色です。それゆえに、言った、言わない、聞いた、聞いていない、の誤解などのトラブルは世の常です。

 

ちなみにドイツでは誤解が発生した時によく、「あなたは私を間違って理解した」と発信者が言いますが、どうして自動的に受信者のせいになってしまうのでしょうか。

間違った発信、説明だったかもしれません。でも決して「私は間違って説明したかもしれないよ」とは言いません。さすが自己主張の国です。

 

川崎

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カテゴリー: ドイツの暮らし, 健康, 医療と健康
進化が示す、健康法則・もっとも大切なこと 」への1件のコメント
  1. 佐藤庸子 より:

    福島先生はしばしばテレビで観ます。

    ヘレンケラー並みのすごい人です。芸能人の
    悩みにもきちんと付き合ってくれます。
    病気で睾丸を除去したお笑い芸人の悩みに
    きちんと答えていたのは本当に立派でした。

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