すでに起こってしまったことはどうにもなりません。
歴史に、“if”という言葉は意味のないことだとはよく言われますが、こればかりは神様でさえもどうにもなりません。
過去は神様でも変えられないのです。
だとしたら、過去のことについても、どうこう考えても意味がないことです。
反省の材料にして、将来似たケースが出た時に反省を生かしましょう。
それでおしまいです。
どういう結果が出てくるかの想像と同じように、なるべくそのことを考えずに少しでも早く忘れるのが一番です。
反省は良いのですが、後悔は良くありません。
何か思い通りの結果が出なくても、それをいつまでも悔やんで後悔しても、一番損をするのは自分自身です。
さらにはそのことで周りにも心配と迷惑がかかります。
これほど無意味なことはありません。
さらに良くないのはその責任を外に求めてしまうことです。
これは自分の人生を投げ出して他人任せにするようなものです。
過去、現在、未来の内、過去は神様でもどうにもなりません。
そして未来は神様にしか分かりません。
ではたった一つだけ残った、自分にもどうにかなるのは何でしょうか。
そうです。今現在だけなのです。
つまり今現在のことを精一杯考えて行動するのが一番良いのです。
ポジティブシンキングも現在のことと、過去のことに対してだけです。
神様にしか分からない将来のことや、神様でもどうにもならない過去のことを、我々のようなちっぽけな人間がいくら考えても意味がありません。
過去について究極して言うと、何か悪い結果が出てしまった時などに、その責任を全て自分に求めてみると、全てが丸く収まり楽になります。
人とのイザコザも出ません。
ことが思った通りに進まなかった時、それを全て自分のいたらなさのせいにしてみてください。
「クソ~!」と腹が立った時に、「では誰が悪いの?」と心の中で聞いてみてください。
そうすると、「自分が悪い…」という答えが出てくるはずです。第一、腹を立てて損をするのは自分自身です。
今、自分がしようとしていることが良いことなのか、悪いことなのかの判断が難しい場合に、それをやさしく判断できるようにする方法があります。
その行為をその方向で何倍にも膨らませてみればよいのです。
例えばタバコの吸殻のポイ捨てです。
一見すると、「自分ひとりがここでタバコの吸殻をたったひとつ捨てても大丈夫…」というケースの場合、ではそれが10本だったらどうか、100本だったらどうなるか、と考えてみるのです。
あるいは、灰皿にたまったタバコの吸殻を道に捨てられるかどうか。そのように考えれば答えは簡単に出てきます。
地球上に生きているのは自分ひとりだけはないので、それを増幅してみればよいのです。
1人1円ずつ集めると、地球人全員から集めれば70億円です。
毎日ひとりひとつのゴミを拾う行動が伴えば、それだけで地球はかなりきれいになります。
川崎
腹を立てることの多く
人といざこざ起こしがちな私には耳に痛い話です。