ゴミ回収日の朝に車を運転していて、たまたま自分の車の前にゴミ回収車が現れた時、「うわ〜、ついてない… 時間に遅れる…」などと思ったことがないでしょうか?
私はあります…特に若かった頃…笑・汗。
ゴミ回収車はただでさえ大きいのに、各建物の前でゴミ箱を空にする作業をするので道を塞ぎ交通を遮断してしまいます。
さてそこで思い付きました。自分がゴミ回収車の後ろに付いたら文句を言う代わりに、彼らを手伝ってその仕事を少しでも早くするのです。
とは言っても勿論車に乗っている時ではありません。
思い付いたのは丁度朝食を取っている時でした。
耳を澄ましていると、お隣のその又お隣の家の前に来たゴミ回収車の音が聞こえるのです。
音が聞こえたらすぐ外に出ると、丁度うちの前に来るタイミングで手伝えます。
自分の家とお隣の家のゴミ箱を並べ、彼らが処理しやすいようにきれいに並べて渡し、空けてもらったゴミ箱をすぐに受け取ります。
たったそれだけの行為ですが、後ろに車が詰まっている時には待ち時間が僅かに短くなります。
さらにはそうすることでゴミの回収日にありがちな、いくつものゴミ箱が無頓着に路上に並び、景観を損ねて歩行者の妨げになるというのも防げます。
うちだけがそうしても大したことはありませんが、もし多くの人がそれをしたら…
…清掃車の後ろに繋がる車の待ち時間が減るかも知れません…
彼らの作業が僅かに早くなるこのお手伝い、チリも積もれば…で、もしほとんどの家の前で皆さんが手伝うと、かなりの渋滞の改善、ゴミ回収車の能率アップ = コストダウン = 減税にも繋がると思うのですが…
今日はいつもと違ってゴミ回収車が反対の方向から来たせいか、数軒前からその音に気がついて外に出てみました。
するとゴミ回収車の後ろに既に数台の車が数珠繋ぎ。
そしてパッと見渡してみると、もしうちと隣のゴミ箱を、斜向かいのゴミ箱の方まで持って行けば、ちょっと広めのスペースができて数珠繋ぎの車がゴミ回収車を追い越せるはず…
早速やってみました。
斜向かいは複数世帯の建物なので、ゴミ箱がいくつもおいてあり、そこにうちと隣のゴミ箱を合わせ置きました。
ゴミ回収車が近ずいて来ると、何と運転手が大きく手を上げてお礼をしてくれています。
事の次第を見ていたようで、その意味も理解してくれたようです(嬉)。
案の定、ゴミ回収車は少しへこんだ部分に寄せて、複数のゴミ箱を空けている間に、後ろに繋がった何台かの車はそこで全てパスできました。
ゴミ回収車の後ろにぶら下がったお兄さんはいつものように「Alles gut..?」と声をかけてくれます。
もう顔なじみだからですが、好意を持ってくれているのは間違いないようです。
都合によって誰にでもできるわけではありません。
そして地上階に住んでいないと難しいでしょう。
ひょっとしたらあなたも地上階に住んでいて、朝が早いゴミ回収車の作業を手伝える可能性があるかもしれません。
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