インターネットによる(銀行口座)詐欺は完璧に防ぐことができず、日本では毎年6千億円だか8千億円のお金が消えているそうです。
(虎ノ門ニュースで須田慎一郎さんが言ったことを正しく理解していたら)
犯人たちは、他人の銀行口座から勝手にお金を引き出すことができます。
うちの口座からも引き落としで一度、振込で一度、前者は三桁、後者は四桁のユーロを勝手に持っていかれました。
引き落としの場合は、幸いにも法律で8週間以内なら、引き落とされた方が強引に戻すことができるので、口座を見ていれば大丈夫ですが、怖いのは後者の方です。
驚くことに、会社の口座から誰かが勝手にどこかに振込むことができたのです。
幸いに、振込先の口座は国内に存在するある法人だったので返してもらえましたが、それがもし海外だったら…怖。
海外だとドイツの弁護士の威力が通じません。
さらにはそれがもし秘密を公開しない、スイスや香港の怪しい口座だったらどうにもなりません。
とても奇妙だったのは、その口座があるCommerzbankの対応でした。
特に驚くこともなく、「保険がカバーするからご安心下さい」と言います。
警察にも届け出ましたが、銀行はそれをあまり快く思っていないような感じです…
そこで気が付いたのですが、(日本では)年間6千億円や8千億円の金額なら、必要悪ということでしょうか?
必要悪と言うと語弊がありますが、全国で取引される、あるいは口座にある、全ての金額の合計から見たら、それは取るに足りない数字ということなのでしょうか?
インターネットバンキングという便利さと比べたら…
そこで連想するのが、交通事故の死亡者数です。
毎年、毎年、数千人もの人間がドイツでも日本でも死んでいるのに、色々な反対運動は存在しても、車(社会)反対運動はありません。
同じことなのでしょうか?
車(社会)の便利さと比べれば、年間数千人の死亡者数は目をつぶるべきもの?
グーグル他、自動運転の車が話題になるどころか、実用化が進んでいます。
疑問に思うのは、事故ゼロは防げないことです。
事故が起きたら誰が責任を取るのか…
という点がずっと気になっていたのですが、私が思い至らなかったことに対して、走り仲間かつ壁登り仲間で金井さんという企業診断士の資格を持ち、ドイツの化学・エネルギー大手Evonikに勤める優秀な日本人上級マネージャーが答えを出してくれました。
「自動運転でも事故が起きても、最終的に現在の人間による運転での事故数より減ればいいんじゃないですか?」
なるほど~、と思いつつも、ついついうちのボス(家内)の運転を思い出してしまったのは、彼女に対して失礼でしょうか?
AIの運転対うちのボスの運転…
川崎
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