進化が示す、健康法則。本物の医学は予防。

北里柴三郎さんという、1901年にノーベル医学賞の候補にもなった細菌学の医学者をご存知でしょうか。

ベルリンに留学し、ロベルト・コッホに師事し、破傷風菌の培養と血清療法を発見して医学の歴史を変え、北里研究所、北里大学、慶応の医学部を創り、従二位・勲一等旭日大綬章を受けて男爵にまでなったお医者さんです。

その北里さんが、「医者の使命は病気を予防することにある」、「医の真の目的は大衆に健康を保たせ、国を豊かに発展させることにある。

ところが医者という地位について勉強せず、自分の生計を目あてに病気を治すことで満足する者がいる。

今から医学に入る者は大いに奮発勉励し、この悪弊を捨て医道の真意を理解しなければいけない」と仰っていたそうです。

予防というとても大切なことを仰っています。

病気を治してくれる医学とは、一体どのくらい頼れるものなのでしょうか。

プラシーボ効果というのを聞いたことがあるでしょうか。

例えば風邪をひいた患者さんに、風邪薬だと偽り、薬でも何でもないもの、例えば小麦粉などを入れたカプセルを飲んでもらい、風邪が治ってしまうケースがそれです。

自己暗示のようなものであるわけですが、新しい薬が開発された時などに、認可を得るための治験でプラシーボがテストされます。

医学の歴史がこのプラシーボ効果の歴史であるとよく言われますが、実際に過去の医学を見てみるとそれを否定できないものがありました。

200年前頃、フランスでは病気に対してヒルに血を吸わせるのが効くということで、1827年のわずか1年間で、3千3百万匹のヒルを輸入した事実が残っているそうです。

瀉血(しゃけつ)という、血を抜いて病気を治す治療方法もありましたし、一角獣の角(例えばサイ)、動物の胃石、マンダラゲ、ミイラの粉…等は、当時の医師達に経験的な特効薬として是認されていたそうです。

日本でもその昔、男性の刑死体の肝臓の塩干しが、梅毒、ハンセン氏病、結核などの万能薬と誤解され、「脳味噌の黒焼き」や「人油」よりも高値で売られていた(1870年に販売禁止)そうです。

これらの話を聞いて、そんな迷信を信じるなんて昔の人はなんてバカだったんだと笑うことなかれ。

信じるものは救われる。

これらの療法もまったく効果がなかったのであれば、一時的にせよ広まることはなかったはずと考えられます。

つまり、治ってしまった人がゼロではなかった、確かに治った例があったのでしょう。

それは偶然かもしれません。

しかし、「病は気から」と昔から言うように、プラシーボ効果によって治ってしまった人も少なからずいたのではないでしょうか。

プラシーボ効果の臨床実験も数多く行われており、ときには50%以上の割合で症状の改善が見られることもあるほどです。

このように医学の歴史とは、その時の常識が後に迷信となってしまうという、まるで常識と迷信の入れ替わりの歴史、プラシーボ効果の歴史であるというわけです。

現在の医学は、内臓や心臓さえも移植してしまい、遺伝子も組み替えてしまうほど高度なものになってきています。

ですがそれでもまだまだ人間の身体のことについては分かっていないことだらけです。

そして患者は増え続けて国の医療費も上がりっぱなしです。

北里さんがたしなめた、自分の生計を目当てに患者からの収入を頼りにするけしからん医者たちもそれが理由かもしれません。

ところが医者や誰かのせいにしていても何も解決にはなりません。

それよりも患者となる私たち一人ひとりがもっと予防に心がけるべきではないでしょうか。

私たち自身の健康なのですから。

食べるべきものを食べて、動かすべき身体を動かせば、かなりの病気を予防できます。

現代人の多くはそれをせずに医者と薬に頼り過ぎているのではないでしょうか。

病気は医者や薬が治すのではありません。

自分の身体が治してくれます。

医者や薬はそのお手伝いをするだけです。

それなのに不自然な化学系の薬を飲み続ければ身体がおかしくならない方が不思議です。

「夕張モデル」をご存知でしょうか?

あの夕張メロンで有名な夕張市は2007年に財政破綻し、市立病院も救急病院も消えてしまったのです。

171あった病床は19に激減。

小さな診療所が1つだけ。

医療崩壊。

しかも夕張市は高齢化率45%と全国平均を大きく上回る超高齢社会。

どんなに悲惨なことになるかと危惧されました。

ところが、結果はまったく正反対となったのです。

救急車の搬送回数、医療費、そして死亡率まですべて下がりました。

これは一体なぜなのでしょうか?

医者や薬に頼れない以上は、自分で病気をしないようにと意識が高まり、自然に多くの病気を予防できるようになったからではないでしょうか。

この例を見ても、いかに普段我々が医者や病院に頼りすぎているかということが良く分かります。

夕張モデルについて、詳しくは以下のリンク先をご覧下さい。

http://youtu.be/DYb8yr1r72w 

またはYouTubeで「病院が少なくなったら死亡率が低下した夕張市」と検索すると一番上に出てきます。

川崎

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カテゴリー: スポーツ, ドイツの暮らし, 健康, 医療と健康

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