ダーウィン結節って聞いたことありますか?
耳の上の方、一部が尖っている部分を言うそうですが、猿にはよく見られるそうです。
でも、人間ではあまり見かけません。
しかしたまに、そういう人はいるそうです。
ダーウィンと言えば進化論です。
人間はアダムとイヴから始まったと信じて疑わない、うちの会社のイタリア人のおじいちゃんなどは別として、多くの人は進化論を信じていると思います。
ダーウィン結節以外にも、人間の体には進化から取り残されているとしか思えない、面白い特徴がいくつか残っています。
例えば代表的なのは尻尾。
つまり尾骶骨。
何でこんな物がある(残っている?)のでしょうか?
やはり人間はその昔、猿だった?
あるいは鳥肌。
喧嘩をする時に毛を逆立てて自分を大きく見せる必要もなく、人間の場合はそれにより体温を保てるわけでもありません…
そして外耳介筋。
人一倍進化(退化?)が遅れている(?) 私も出来る、耳をピクピクと動かすための筋肉ですが、今の人間には不要です。
大昔は人間も、馬やウサギのように生死を賭けて、周りの状況(例えば敵の存在)がより良く聞こえるために耳を動かしていたのでしょうか。
親知らずと言う歯もそうらしいのですが、足底筋という足先の筋肉もそのひとつです。
足底筋は、持っている人とそうでない人がいるそうですが、足で何か物を掴むのに使うそうです。
私の場合、本当に進化、あるいは退化が遅れているようで、耳も動かせれば、足底筋も残っているらしく、足の指で人をつねることができます。
手が不自由で、普段の生活を手の代わりに足で行なっている人がいます。
習字や絵を足でこなす人もいますし、先日びっくりしたのは、両手がないのにセスナを足で運転している人の存在です。
そして私が今、最も面白いと思うのは長掌筋(ちょうしょうきん)という、手首にある強い筋です。
自殺の時にナイフで切る部分辺り(説明が悪い!)ですが、不必要に強くできているそうです。
長掌筋はぶら下がるのにはとても大事ですが、現代人には全く不要です。
やはり人間は猿から枝分かれしたのでしょうか?
猿と別れて木から降り(?)、数百万年もの間に歩き続けて時間が経つ今の人間には全く不要の長物になったものの、まだ消えてはいないということでしょうか?
私が今はまっているスポーツに、この長掌筋が欠かせません。
そのスポーツとは、ボルダリング(壁登りスポーツ)です。
ボルダリングを始めて一年位経つと、長掌筋が鍛えられ、ぶら下がる動作が強くなって上達します。
ボルダリングを始めてもうすぐ2年経つ私も、長掌筋が強くなってくれたお陰で何とか上級者の入り口辺りにまでは来れたようです。
オレンジ=とてもやさしい、青=やさしい、緑=中級、黄色=難しい、赤=とても難しい、黒=Extrem
最近、登れる黒が現れ出しました。
だからボルダリングが楽しくてしょうがありません(笑)。
どんなにムキムキマンでも、長掌筋が強くないと、上級者コースは登れないのです。
壁に取り付けられた、ホールドと呼ばれる突起物を使って壁を登るのですが、初級のそれは大きくて掴みやすく、数も多く、上級になると小さくて掴みにくく、取り付けられた数も少なくなってきます。
例えば写真の黄色のホールドはレベル Schwer(難しい)。
指先をほんの少しかけられるだけです。
そして壁の緑色の部分はオーバーハング(手前に反り出している)です。
どうやって登るのでしょうか?
何十万年、何百万年後に、もしまだ人間が生き残っていたら、これらは完全に退化してなくなっているのかも知れません。
このまま進むとその頃の人間の足腰は相当弱くなっているのでしょうか。
乗り物によって人間はどんどん歩かなくなっているからです。使わないものは退化します。
そしてその頃には、今はヨチヨチ歩きの熊、犬、猫たちが進化して二本足で歩いているのかも知れません。
川崎
[…] (これらの面白い特徴に関して詳しくは、「現代人が持っている、必要のない潜在能力」に書いています) […]
脚の指で人をつねる・・・・て
すごい特技だわ!!!すごすぎ。
私はじゃんけんできます。足の指で。
チョキは少し難しく、ぱーは簡単です。
チョキができて、つねれない??