毎年、春から夏頃まで、ドイツの小学校で水泳の授業が行われるのは、夏の間に海水浴などで溺れる子どもを少しでも減らそうということだと思います。
去年、地元のギムナジウムの5年生(日本の小学校の5年生に相当)、2クラスの水泳の授業のボランティア・ライフセイバー(救命スイマー)始めました。
2クラスで合計60人位の子どもたちに、2人の体育の先生が水泳を教えるのですが、2人では60人を見きれないので、もしもの時のためにひとりの救命スイマーの監視が加わります。
今年は、3クラスで約90人になりました。
ドイツでは、DLRG(Deutsche Lebens-Rettungs-Gesellschaft)という、直訳するとドイツの人命救助組織という所が、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3種類のレスキュースイマーを育成しています。
DLRGには何とドイツ全国に50万人以上の会員がいます。設立は1913年、Leipzigで起きた水難事故で、17人の大人と7人の子どもたちが泳げないために溺死してしまったのがその理由でした。
素晴らしいと思うのは、その50万人以上いる会員が、ドイツ全国の水辺で毎年5,6千人もの人名を救っていることです。
その逆を言えば、泳げないのに水に入ってしまって溺れる人がいかに多いことか…
ドイツには、溺れている人を見つけて、体力的に助けることができる立場にあるのに助けないと罰せられる法律があります。
そんなことまで法律が…
夏になれば、休みで水辺に行く機会は誰の人生にも必ず現れると思います。
そんな時に泳げるか泳げないかは大きな差にならないでしょうか?
泳げれば楽しいし、泳げなければ陸で過ごすか、腰まで水につかるか…
それ以上は溺死のリスクを持つしかありません。
ドイツの小学校では水泳が体育の授業に組み込まれており、誰でもプールの水に入ることになります。
日本も同じかもしれません。
現に私も小学校低学年の時に水泳は得意な方で、知的障害のクラスメートが溺れかけて偶然に救ったことがあります。
溺れるもの藁をもつかむと言いますが、正にその通りで、助けようとその子に近づいたらものすごい勢いでしがみつかまれてこちらが溺れそうになりました。
しょうがない… と息を止めて潜り、彼女を持ち上げるようにプールサイドに泳ぎ押し運びました。
夏は誰でも水辺に行く機会があります。
子どもは覚えが早いという事実と合わせると、泳ぎは必ず子どものうちに覚えさせた方が良くないでしょうか?
幸いにもデュッセルドルフには「グーテンタークこども水泳教室」という、日本人の子供向けの水泳教室があります。
(ネットdeデュッセルのホームページ、中央一番上のバナーをクリック!)
是非お子様に最低レベルでも泳ぎを覚えさせてあげてください。
必要のない生命のリスクから救ってあげることになります。
自転車に乗れる乗れないと同じように、泳ぎも一生必要なものです。
川崎
イギリスでは、服をきたまま泳ぐ訓練があるそうです。
溺れるときは、水着を着ているとは限らないから・・・・。
教師が不意に生徒をプールに押して
生徒は服を脱いで身軽になってから、岸へ泳ぎ着く。
いい訓練だと思います。
私は、プールでセクハラを受けていた女性を救ったことがあります。
ひどいんですよ、痴漢と一緒。人の股間に頭を突っ込んできたり、水の中で
女性の胸をわしづかみにしたり、股間をつかんだりするの。ひどすぎません?
監視員からは水の中で見えない。でも私も同じような目に遭って
数人の代表としてプール監視員責任者にクレームしました
ドイツの救命スイマーの試験も、服を着たままの泳ぎと、水中で服を脱ぐ能力を試されます。
ホントにそんな漫画みたいなセクハラがあるのですか?