進化が示す、健康法則。なぜ座っているという動作は身体に良くないのか…

人間の身体は重くて大切な頭を支えるためにアーチ状の土ふまず、足首、膝、腰、そして長い背骨のいくつものクッションで支えていますが、座った状態だとそれが背骨だけになってしまいます。

背骨はS字を描いた高機能なクッションですが、歩いている時と比べれば、座るとかなりクッションの数が減ります。

何十万年、何百万年もの長い間、食べ物を捜し求めて立って動いている時のために、重い頭を支えるようにできあがった身体。

座った姿勢を長く続ければ腰に支障が出てもおかしくありません。

腰に優しく作られた椅子というのが数多くありますが、それらがどんなに頑張ってもこの事実を覆すことは出来ません。

だから長い時間座り続けることをなるべく避けて頻繁に歩くことが必要です。

そして、立っているだけでは不十分です。

せっかくたくさんあるクッションも、動かなければその機能が働きません。

人間の身体の多くのクッションは、歩いた時、動いた時に初めて機能します。

どんなにすぐれたクッションの椅子でも、上下移動せずに静止したままだと、背骨にかかる頭の負荷は常に同じです。

自転車に乗る時も、座ってこぐよりも立ちこぎした方が身体のために良いのです。

毎日正しい運動をする、例えば歩く、ウォーキングをする、ラジオ体操をする、というのは身体に良いのではなくて、本来必要不可欠なものです。

ドイツ語には、“Wer rastet, der rostet”という言葉があります。

「休む者は錆びる」という意味になりますが、そのことを本当に良く言い表しています。

鳥は飛ぶために、手・羽が発達していて、足腰が痩せ衰えているので長い距離を歩けない代わりに空を飛べます。

魚は泳ぐために流線型をして、いろいろな鰭がありますが、陸に上がれません。

モグラは土の中で穴を掘って進みやすいように手の力と爪が強いですが、その代わりに必要のない眼が衰えてしまっています。

鳥を長い間鳥かごで飼えば長い距離を飛べなくなるでしょうし、それを何世代も続けていればその内に翼は退化してしまうのではないでしょうか。

元ケンブリッジ大学教授、車椅子のホーキング博士は、アメリカの大統領がまだクリントンさんだった頃、クリントンさんとそのおとりまきのVIPの面々を前にして、「人間は将来環境の変化についていけなくなって、自らの身体に遺伝子工学を使わざるを得なくなるだろう」と言ったそうですが、それが大きな環境の変化についていけない身体を変えざるを得ないためならまだ分かりますが、文明の利器のせいで退化してしまう身体を救うためでないことを願っています。

歩くために身体が出来上がっているのだから、身体を健康に保ちたければ毎日頻繁に歩き、腕を頻繁に動かせば良いわけです。

どのくらい歩けば良いのかは自分の身体が教えてくれます。

どのくらい休めば良いのかも教えてくれますが、前者の方は腰痛などの痛みとなって出るので時間もかかってリカバリーが大変ですが、毎日歩いての歩き過ぎにはすぐに身体からサインが出て来ます。

最初は無理をせずに週に1回でも2回でも、距離は1kmでも2kmでも良いと思います。

大きな個人差があるので一概には言えませんが、徐々に回数と距離を増やしてゆき、毎日最低5km前後は歩きたいです。

回数や距離数が多くなり過ぎると、疲労や筋肉痛でサインを出してくれるので、その時は距離や回数を押さえます。

肩や腕のためには、週に2回は泳ぎに行くか、あるいは毎日数回ラジオ体操をするくらいが必要だと思います。

ラジオ体操は長い年月の間に数々の改善などもあって、人間の身体のためにかなり考え尽くされた究極の運動だそうです。

元々はアメリカから来たそうで、国が奨励して全国に広まりました。

ラジオ体操は、毎朝行うと統計上病欠が減ることが知られており、多くの企業で採用されている、効果が証明された運動です。

YouTubeなどの動画で、第1も第2もすぐに出てきますので、両方を毎日行うことをお勧めいたします。

できれば朝と午後の2回くらい行えば、腰痛や四十肩等にかなりの違いが出ると思います。

人間の身体は面白いもので、最初はわずかな回数、わずかな時間の運動で疲労や筋肉痛のサインが出てきますが、続けていると少しずつ身体が慣れていくとともに、回数も時間も伸びてきます。

そうなったらしめたものです。

身体が強くなってきている証拠です。

強くなってくると、しばらく立ちっ放しでも疲れません。

立っていてすぐに疲れて座りたくなる人は要注意です。

運動を始めて一番良くないのは、ついつい頑張り過ぎてしまうことです。

そうすると身体に負担がかかり過ぎて飽きや三日坊主にもつながります。

マイペースかあるいはそれよりもさらに少な目ぐらいで毎回やめておくと次が楽しみになって続けやすくなります。

動かすべき身体を動かさなければ動かなくなってきたり、使い過ぎればつったり腫れたりと、身体がいろいろなサインを出してくるので、気をつけてそれに耳を傾けることが大事ではないでしょうか。

運動をしなければ体がなまり、運動をし過ぎれば疲れるので、身体が出すサインに素直に従って身体を動かし続けてください。

時間のない人にはウォーキングよりもジョギングの方が良いということになってしまうかもしれませんが、ウォーキングの方もお勧めです。

但し散歩のようにゆっくりと歩くのではなく、なるべく大またで速く歩きます。

それによって身体もよく温まり、血液の循環も良くなるからです。

血液の循環を良くする、汗をかいて身体の中の水分を循環させるということが大事なことではないでしょうか。

程度にもよりますが、年老いた老人もなるべく歩くようにして身体を動かし、何かに頼るということをできるだけ避けた方が良いと思います。

どうしても何かに頼らないと歩けない人は頼るしかありませんが、人間は怠けがちな生き物です。

だからこそ便利な機器が色々と登場しました。

頼るものがあるとついつい頼り過ぎてしまいます。

なるべく他に頼らずに自分自身のみに頼る方が本当は良いのです。

どんなに歳を取っても元気なお年寄りたちの意見によると、回りの同年代の人たちが弱っていく過程では、歩かなくなって足腰が弱くなると身体全体に元気がなくなるそうです。

特に車椅子になると極端に元気がなくなるそうです。

自転車、自動車から始まって今日ではセグウェイなどという、歩く動作を奪ってしまう機器が続々と出てきています。日本の車のメーカーまでその手の機器を開発しています。

表向きは歩けない人を助けるのかも知れませんが、人間から歩く動作を奪って退化を招いていないでしょうか。それらこそが不健康を生んでいる元凶です。

「進化が示す、健康法則」の各ブログ内容は、次の本から抜き出して書いてあります。

川崎

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カテゴリー: スポーツ, ドイツの暮らし, 健康, 医療と健康

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