血の循環だけではなくて、振動も身体には大事であることが分かっています。
骨折の後の骨のつき具合も、振動を与えている方が、安静にしているよりも直りが早いそうです。
強い重力が働く地球上で進化してきた人間の身体には、地面とのコンタクトは不可欠のようです。
野球のあの松井選手が骨折した時も、特殊な振動を使う治療方法が行われて4割も早く治せたそうです。
ところで宇宙飛行士は地面とのコンタクトもなく重力もないので、地球に帰ってくるまでに身体や骨が弱くなってしまっています。
同じことが水泳に関しても言えます。
水泳の唯一の欠点は、重力が減り、地面とのコンタクトがなくて骨が鍛えられないことです。
宇宙での生活や水泳、寝たきりはカルシウムの損失を起こすそうです。
筋肉組織も失われて足が細くなります。
重力の中での生活に慣れた身体には、地面とのコンタクトが欠かせないようです。
ただ、水泳が全身を動かせるという点において、お勧めのスポーツであることには変わりありません。
私たちの先祖は、長い間ずっと泳ぎ続けていたわけではありませんので、身体が水泳で出来上がったわけではありません。
しかし、水泳に必要な動きは、身体を動かすのにとても都合が良いのです。
「停滞はよどみを生む」というのはあらゆることに対してあてはまるようで、重力のある地球で生まれて進化を続けてきた生き物には、長い時間じっとしている時間をなるべく少なくして、動いて変化を続けるということがどうしても必要なようです。
「進化が示す、健康法則」の各ブログ内容は、次の本から抜き出して書いてあります。
川崎
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