進化が示す、健康法則。世の中をきれいにする循環。

ご存知の通り、心臓は全身の細胞に欠かせない血液を24時間くまなく循環させ続けてくれています。

1人の人間の血管を1本につなぐと10万kmもあり、地球を2.5周ほど回るそうです。

それをわずか1分ほどで、全身の血液を循環させてくれているのです。

1分間で地球2周半と聞けば驚かない人はいないでしょう。

人間の場合、他の全ての動物と違って心臓がかなり高い位置にあります。

心臓から四肢、特に足の先まで血液を送る動脈は、重力の助けで比較的簡単に送れますが、その逆に血液を心臓まで戻す静脈の仕事は大変です。

普段忘れてしまいがちな重力。

重力はものを地面にたたき落としてしまうという強力な力を持っています。

高い階から飛び降りることを想像したり、逆立ちや腕立て伏せをすればその力の強さはすぐに分かりますが、どうしても普段忘れてしまっている強い力です。

その力に逆らって静脈は血液を心臓に戻さなければなりません。

立っているより座った方が楽で、座っているより寝た方が楽なのは、やはり重力があるからです。

これは、健康な時はあまり意識しませんが、病気になったり疲れてくるとすぐに分かります。

その静脈にはところどころに静脈弁という閉じたり開いたりする弁が存在しています。

血液を一方向、つまり心臓の方向にしか向かわせず、逆流させないためのものです。

静脈弁は内臓や頭部には見られず、特に人間の四肢でよく発達しているそうなので、背も心臓も位置が高くなった人間の進化の過程で出来上がってきたと言われています。

静脈弁がある所では、筋肉が動くことによって血液が一方向のみにポンプで押される仕組みになっています。

つまり筋肉の動きが血液を心臓に戻す作業を手伝っているのです。

静脈の中には深静脈という、動脈を取り囲むように併走しているものと皮静脈がありますが、深静脈の場合は、動脈の脈動の動きでも静脈弁のポンプの仕組みが動くそうです。

そのような小さな動きで影響を受けるのなら、筋肉の動きによる影響はかなり大きなものになると言えます。

つまり、歩く、走るという運動を適度に行っていれば、筋肉が良く発達してそのポンプの動きも良くなるわけです。

だから良く歩く、走る人とそうでない人との間には血液の循環に違いが出てきます。

エネルギーも血液で運ばれています。

血液の滞りのない循環が健康に非常に大切で、病気の治癒にも大事であることは、血液が酸素、水、栄養、免疫、不要物も運ぶことからいうまでもないことです。

だからこそ血液がスムーズに運ばれるかどうかが健康に大きく影響するわけです。

血液がスムーズに運ばれるには、ドロドロの血液よりもサラサラの血液の方が良いことは分かります。

ドロドロの血液は詰まりやすくもあります。

血液が詰まってしまえば大変なことになることは誰でも知っています。

日本人の三大死因は、1位:ガン、2位:心疾患、3位:脳血管疾患です(2014年度)。

2位と3位はともに血管の詰まりによる動脈硬化が原因のものがほとんどで、合わせると死因の4分の1以上になります。

循環とは、身体の中の水分や血液の循環だけではなく、世の中のあらゆるところで欠かせないようです。

例えば水槽のお水なども動かさずにじっと置いておくとすぐによどんできて汚くなってしまいますが、フィルターポンプなどを使って水を循環させていると、つまり動かし続けているときれいに保たれるのは、フィルターの力だけではなくて、水が動いているからだということは、アクアリウムの業界では良く知られた事実です。

しかもその循環、流れが多くて速いほど効果が大きくなります。それは人間の集まりである組織でも同じことが言えないでしょうか。

激しい運動をすると心拍数が上がる、つまり血液を送り出す回数が増えるだけではなくて、一度の拍動で送り出される血液の量も増えます。

その量は最大で35リットルだそうで、安静時の7倍にもなります。

その場合、特に多くの酸素が必要とされる筋肉への供給量は30倍まで増えるそうです。

私の場合は、静かにしている時の脈拍数が1分間に約50とゆっくりな方です。

トップアスリートは40前後、普通の人は60から90。

その50という数値が、ダッシュで泳いだりすると140以上にもなります。

そのように血液が速く、多く運ばれれば、栄養も酸素も免疫系の細胞などもたくさん運ばれるので、運動は身体にとってとても良いことになるわけです。

流れが滞り、少しゴミが詰まり始めている川などで、何かの理由で水量が増して早くなるとそれらのゴミが流されてしまうということを想像してみて下さい。

入浴は健康に良いと言われますが、その理由はお湯につかって温まると血液の循環を良くするからです。

腕に血管がはっきりと見える人は、お風呂に入った後にそれらの血管がよりくっきりと浮かび上がっていると思います。

血流が良くなるからです。

普段シャワーをあびるだけの人と、お湯を張った浴槽につかる人との比較実験で、リンパ球の数にかなり違いが出るそうです。

シャワーだけの人たちのリンパ球数の平均が1マイクロリットルあたりで1900個、お湯につかる人たちの平均が2200個だそうです。

リンパ球は体を細菌などの外敵から守る免疫システムの一部なので、その数が多いのと少ないのではどちらが身体に良いかは明白です。

「進化が示す、健康法則」の各ブログ内容は、次の本から抜き出して書いてあります。

川崎

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カテゴリー: スポーツ, ドイツの暮らし, 健康, 医療と健康

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