月刊誌「致知」12月号、「高い壁にも必ず向こうに行けるドアがある」という記事について書きました。
似たようなことが風でも言えると思います。
何かの目標に向かっている時に、前方から強い風が吹いてくれば向い風です。
では一体それは行く手を阻む邪魔者でしょうか?
実は向かい風も、方向を変えてみれば追い風に変えることができます。
「それじゃあ、逆戻りしちゃうじゃないか!」ですか?
いいえ、そんなことはありません。
ヨットや、ウィンドサーフィンをする人なら知っているのですが、帆の使い方で風が吹いてくる方に向かって行くことができるのです。
不思議ですか(笑)?
勿論、風上に直接向かって行くわけではありません。
真正面を風上だとすると、帆を左右どちらか90度未満に向けると斜め前方に進んで行くのです。
真横よりは、やや前方に方向を向ける感じです。
ある程度行ったら、左右の内の今まで進んだ方向とは逆に行きます。
つまり、風が吹いてくる前方正面に向かって、左右ギザギザに進んで行きます。
時間はかかりますが、最終的には向かい風が吹いてくる方向に進めます。
そのようにして、向かい風も使い方によっては追い風として利用出来るのです。
長い人生において、目の前に現れる巨大な壁も、見方、考え方によっては壁でも何でもないかも知れません。
そして似たように、向い風も使い方では追い風にできるのです。
もっと極端なものは、ピンチがチャンスで表裏一体であるという事実です。
川崎
コメントを残す