進化が示す、健康法則

文明の発達が人間をダメにしているのはもう明らかな事実

もっと正しく言えば、便利に発達した文明にあぐらをかいてしまっている人が不健康になっています。科学の発達、数々の文明の利器の発明は私たちの生活をとても便利で快適にしてくれました。ですが世の中いいことだらけのものはひとつもありません。やはり万物に長短必ず備わっていると言えます。

楽をすればそのしっぺ返しは必ずあります。俗にいう「温室育ちは弱い」はそのいい例です。温室で育てると、見てくれの良い野菜や植物がスクスクと育ちますが、含まれている栄養分は少なくてひ弱です。

それに比べて道端で育つ雑草などは人間の目には美しくないかもしれません、そして美味しくもないかもしれません。でもとても強く育ちます。そして栄養価も非常に高いことが知られています。

冷蔵庫や冷凍庫、保存料や着色料などの登場は、人間に大きな快適さと食生活の変化、バラエティーをもたらしてはくれましたが、それと引き換えに大きな短所ももたらしました。

冷蔵庫のない昔は干物や燻製、漬けもの、醗酵食品が唯一の日持ちする保存食でした。それらには善玉菌がうようよしていて身体にいいものばかりです。そのような保存食以外はすぐに食べなければ腐ってしまうので、その当時の食べる物と言えば、鮮度の高いものか、あるいは醗酵食品で身体に良いもののどちらかだけだったことになります。

それがその後、消費者のニーズに答えて、インスタント食品やレトルト食品などの簡単に用意できてすぐに食べられるもの、保存料や着色料などによって鮮度を良く見せかけてはいるものの、本当は身体に良くないものが巷にあふれるようになり、この数十年の間で食べ続けられてきました。

我々消費者が快適さを求めた結果、それに答える商品が登場し、多くの消費者がそれを喜んで買うことによって世の中に広がって行ったのです。「お客様は神様」の言葉を勘違いしたのかどうかわかりませんが、手間いらず、速い、安い、美味しいを求める消費者の欲求はとどまることを知りません。

食品メーカーも必死にその要求に答えようとします。もし消費者が、「何よりも健康で美味しいものを」と求めていたとしたら、今ごろ事情はまるで違っていたでしょう。

現在のように不健康な食品があふれかえってしまったのはもちろん消費者のせいだけではなく、そこには営利を目的とする各メーカーの売上至上主義も大きく関係しています。メーカーは営利団体なので、売り上げが下がれば経営が成り立たず、社員のお給料も払えません。

身体に良い物とは鮮度の高い物か醗酵食品ですが、食べ物を加工するというのが食料品メーカーのお仕事なので、鮮度の高いものだけや醗酵食品ばかりを売っていたら商売になりません。そこでいかに日持ちをして簡単に調理できる食料品を作れるかが腕の見せ所になってきます。

冷凍食品や加工食品の開発・販売競争もそうですが、冷蔵庫や冷凍庫の開発・販売競争も同じです。なるべく身体に悪いものをたくさん作って売ってやれというメーカーはいないと思います。

消費者が、いかに安く、楽をして食事を取れるか、頭を悩ませて毎日買物をする代りに買いだめをして冷蔵庫や冷凍庫に保存して、電子レンジで暖めるだけで済むかなどと、いかに簡単に食事の準備をすませられるかを求めるからメーカーもそれに応えるのです。

安く売るためには当然コストもおさえなくてはいけません。コストをおさえるといってもよい原材料は安くは手に入りません。メーカーも消費者からの厳しい要求とライバル会社との厳しい競争に生き抜くために、社員を養うために必死なのです。

スーパーはスーパーで、所狭しといろいろな食料品を置いています。スーパーの存在目的もやはり売上です。それは決して買い物客の身体の健康を思うものではありません。スーパーの棚の配列が、1人1人の買い物客に、いかに多くの物を買ってもらうかという心理学にもとづいてレイアウトされているのを知らない人は少ないと思います。

買い物の最後にレジに並べば、前の人の支払いが終わるのを待つわずかな間にも、これでもか、これでもか、とチョコレートやガムなど、買わなくてもよい物がズラリと並んでいます。スーパーやメーカーの思う壺にはまり、手を伸ばしてしまう人が多いのが事実です。私も時々してやられます。

現代は、ありあまるほどの食べ物にあふれた豊かな時代になりました。しかし、その豊かな環境にあっても、食べるべきものを食べずに、食べるべきでないものを食べ続ければ身体はおかしくなってしまいます。

逆に食べるべきものを食べ、食べるべきでないものをできるだけ食べないようにすれば免疫がきちんと働いて便秘や下痢、花粉症や病気にもなりません。

新谷弘実さんという内視鏡手術の専門医がいます。新谷さんは職業柄、毎日患者さんのお腹の中を見ているわけですが、マクロビオティクスやベジタリアンの人たちの胃腸の内側の壁は、それはそれはきれいな色をしていて表面もスベスベ、ツルツルしているそうです。それに比べて肉食、悪食の人たちのそれは、色も悪くて表面もでこぼこ。いつどこにポリープができてもおかしくないような状態だそうです。

それを聞くと西洋人の腸が一生懸命頑張って2割も短くなったのが理解できるような気がしてきます。そして、身体に良いものを食べて腸内環境を改善すれば、ポリープができにくくなるだけではなくて、善玉菌が増えて免疫力がアップして、ガンさえも治してしまうのは当たり前のことのように思えます。

ところで面白い実験があります。人間が好んで食べるけれども添加物や合成保存料などの化学物質がたくさん使われている加工食品と、見た目は同じようでも自然な製造過程で作られて化学物質が使われていない加工食品とを地面において観察したところ、後者にはたくさんのアリが群がるのに前者にはまったくアリが来なかったのです。

これを見ても分かるように、アリが見向きもしないような食品を私たち人間は喜んで食べているのですから、勘、感覚が非常に鈍ってしまっているのは間違いないと思います。現に添加物が入った食品を食べると舌がしびれたり具合が悪くなるという人もいます。そうした人は普通の人よりも鋭敏な野性の感覚を残しているのかもしれません。

人間も、昔は野生の動物のようにもっと勘が良く働いて、色々なサインを見逃さずに生きていたのではないでしょうか。それがわずかこの100年の技術の進歩で生活がとても楽になった代わりに、その必要がなくなって勘が鈍くなってきてしまっているのではないでしょうか。

勘とか気とかは大変大事なものだと思います。なぜならそれも身体や心が発信する信号と考えられるからです。その人がいままでに積んだ経験、体験が記憶されている頭と身体の情報に個人の個性や好みをミックスして自分に合う合わないなどを瞬時に総合的に計算してくれているのが勘だと考えてみてください。

つまり自分の心の声とも言えるはずです。仮にもしそれをコンピューターで計算させたなら、もっとはるかに時間がかかることでしょう。先日スーパーコンピューターの世界選手権のようなものでダントツだった富士通の「京」でもまだまだ人間の脳にはかなわないのではないでしょうか。

さすがに若い時は経験、体験が少ないですから経験豊富な他者の意見やアドバイスを聞いてそれを参考にするのは必要なことだと思いますが、それでも何となく気が乗るとか、何となく気が進まないとかいう自分のフィーリング、自分の心に耳を傾けるというのはそういう意味では大切なことだと思います。でも、「気が進まない」 と、自分を甘やかすことには要注意です。「勘に頼るな!」とはよく言いますが、あえて「勘には頼ってください。」と言いたい気がします。

詳しくは最後の章、「良い考え方」のところにありますが、日本語には「気」という漢字を使った言い回しがとてもたくさんあって、それだけ「気」が重要視されていることにお気づきでしょうか。マクロビオティクス、ヨガ、断食などの先生方も、重病患者に対して目の前に何種類もの軽い食事を用意して出して、何が今本当に心から食したいかを自分の心に聞いてもらって与える方法があるそうです。ちなみに日本人は世界の中でも「気配り」のよさが飛び抜けていると言われるそうです。

「進化が示す、健康法則」の各ブログ内容は、次の本から抜き出して書いてあります。

川崎

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カテゴリー: ドイツの暮らし, 健康, 医療と健康
進化が示す、健康法則」への1件のコメント
  1. senryusato より:

    気配りは日本人の特性ですね。最近はオリンピックでもメダルを取れる
    選手が多くなってきましたが、彼らのメンタルに「気配り」の数値は極めて低いみたい。
    これは団体スポーツでも同じらしい・・・・。
    相反するのですかね?

    アリに皿洗い洗剤を掛けるとあっさり死にます。
    これは殺虫剤いらず。
    すごいことだといつも思います。

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