食べればやせるダイエット???
世に広まるさまざまなダイエット。残念ながら健康のためというよりは、スタイルのためというのが理由である人たちが多いような気がします。「何々を食べるとやせる…」というキャッチフレーズをとても多く見かけます。それがバナナだったり、リンゴだったり、納豆だったり、おからだったりと。ドイツではそんなことはありません。
日本人は凝り性なのでしょうか。間違いなく凝り性です。だから日本からは素晴らしいものが次々と生まれてきましたし、その品質は世界でも抜きん出ています。でも、「何々を食べるとやせる…」とは、基本的に最初から間違っていないでしょうか。食べないとやせるのであって、食べたら太るはずです。食べ続け、お腹が空かないでやせるわけがないのです。
太るか痩せるかはイン(食事)とアウト(運動などの消費) のバランスです。食べた量より多く消費すればやせますし、その逆なら太ります。だからインを減らすか、アウトを増やすかです。両方できれば効果テキメンです。インを減らせばお腹が空きます。アウトを増やすのは楽ではありません。でもそれしか方法はありません。ダイエットにマジックはありません。
インを減らす方ですが、沖ヨガの創始者、沖正弘さんは「空腹を楽しむ」という言葉を残しています。お腹が減るのを楽しむのです。言われてみると少し理解できるような気がします。食事の後に、ついつい「フ〜、食った〜!」というような食べ過ぎの時は、次の食事の時にそれほど食欲がありません。
腹八分で我慢しておくと、次の食事の時に食欲がわいて食事が美味しくなります。毎食腹八分にして、常に次の食事を楽しみにするのです。
「そうか、その状態を楽しむんだ!」
食欲もないのに食事の時間だからといって何となく食事を取るくらいなら、一食抜いてしまった方が良いのです。その方が健康的だし、次の食事がとても美味しくなります。食べないと身体に良くないというのは、現代の迷信です。
後で食事をする時間がないかもしれないから今食べておこうとか、ばてちゃうから、あるいは風邪を引いているから食べておこうとかなどはみんな嘘。それは昔のお話。現代ではそれはもう迷信。
マクロビや断食がガンをも治すというよりは、人間が元々長い間ずっと食べ続けてきた食べ物を、食べ続けてきた分量だけ食べれば病気が寄りつかないというのが本当のところではないでしょうか。
アウトを増やす方に関して、何冊も本を出しているような著名のお医者さんたちも、意外と分かっていないことがあります。運動ではあまり痩せないというのは大きな間違いです。散歩(ウォーキングレベル) やジョギングによるアウトの効果はとても大きいのです。
人間が横になっている時、それでも動いている脳や肺などが消費するエネルギーを基礎代謝といい、普段の生活の約60%のエネルギー消費量だそうです。「横になっているだけでどうしてそんなにエネルギーを使うのか?」と疑問に思いがちですが、横になっている時でも頭、心臓、肺、内臓等動き続けています。普段の生活の100%と極端に大きな違いはありません。
でも運動をするとそれが200%とかそれ以上になるわけです。中学や高校の野球部やサッカー部の学生の食べる食事の量を知っていますか。3人前をペロッと平らげても平気な顔をしていて、それでいて痩せているのです。
プロ級のアスリートの食事も凄い量です。北京オリンピックの水泳で8個の金メダルを独り占めにしたマイケル・フェルプスさんの食事の量の写真が以前雑誌に出ていましたが、唖然のボリュームでした。
横になっている時の基礎代謝が60%、 普通一般の生活が100%でも、そこにウォーキングやジョギングが加わると、何百%にもアウトが著しく上がるわけです。インのMax.は断食で、普段の食事との差は1日わずか3食分でそれ以上減らすことは出来ません。でもアウトの方は、運動ゼロからMax.の過激な運動、代謝数百パーセントまでの範囲はかなりあります。
つまりダイエット(健康)にはアウトの効果は大なのです。著名な先生方には運動部の友だちがいなかったのかも知れません。インを減らしてアウトを増やす。空腹を楽しむ。これが痩せることのコツではないでしょうか。肥満は万病の元。しっかり痩せましょう!
「進化が示す、健康法則」の各ブログ内容は、次の本から抜き出して書いてあります。
川崎
それは確かにありますが編集長様のように、ジョギングし、栄養や体の勉強もして
「頭」で食べている人もちゃんといるし日本にもいます。でもこのテレビ番組のブタ女子たちは
気は荒いしけんかっ早い、そのくせ根性がなくて「運動」が続かないのです。そしてポテチ族へと
逆もどり。その違いはなんだか「世の中温室状態」だけでは片付かないような気もします。
かと思えば、過激なダイエットに走って、私の知人は頭のブドウ糖が少なくなってしまい
よく倒れます。確かに細いのですが、細すぎて皮膚はたるんで老婆状態。
肥満度100%も、極端ダイエットも考え物です。
昨日も160センチ体重100キロ超えの女性たちの(ハーフの女子を含む)ダイエット特集をやってました。根性ない!!集団生活になじめず、すぐに喧嘩をする(女性は口がたつのですぐ言い合いになる)三食ケーキと言う女子、寝っ転がってすぐにスマホをやりだす女子。例えば家事、トイレ掃除にしても床にしても、洗面台、風呂など、結構力も要るし根性もいる。それをすぐ放り出す(親のせいなのかな・・・)とにかく、腹も空かないはずなのに、習慣のようにジャンクフードを食べている。
部屋は散らかしぱなし。ダイエットや栄養学の本を全く読まず、不勉強甚だし。
この豚女子のカロリー、一日7000キロカロリーだという結果を聞いて仰天!!
ちなみに陸上自衛隊員の一日摂取は2500~3000程度。もちろんデブなんていない。
シンクロナイズドスイミングの女子、一日8時間水に浸かり、5キロを泳ぐ練習をする。
これも5000キロカロリー。これもデブなんていない。
10年ほど前に流行ったアメリカの「ビリー ザ ビートキャンプ」のビリーさんが来てレクチャーしていたけど
殆どが途中でギブアップ。垂れたお腹のぜい肉がパンツをはみ出し、床につきそうな女子たち。
本当に「無駄食い」が多過ぎます。
辛くなるとすぐ喧嘩をしてめそめそして言い訳・・・・もう途中でテレビを消しました。
悔しいならおやつでもやめてみろ、と言いたい。頭が悪すぎる。自分の基礎代謝(そういう体重計は安く売っている)をはかり、食べた物のカロリー計算をぱっつとする
そういう勉強がなぜできないのでしょうか?
日本にはそういう栄養学の本も女子栄養大学の出しているおかずやカロリー本も
たくさんあるのに・・・・・。
みんな10キロ近く痩せたけれど、まだまだ標準体重からほど遠く全然ダメ。
お腹空かない時は一食くらい減らしてもいい!にはまったく同感です。
豚たちは運動もするのです。アウトも増やそうとしていました。けれどこれは長く続けなければ
ならない習慣です。一度や二度で結果はコミットしてきません。
その持続性が続かないのです。
その悪の根源を知っています。
世の中があまりにも楽に、便利になってしまったためです。
世の中が温室なのです。
温室育ち=弱くなる。
逆況=強くなる。
…です。