進化が示す、健康法則

元々人間の身体はその時の状況に合せて自動的にいろいろと調整を行う、実によくできた素晴らしい仕組みを備えています。

例えば血液です。血液は身体のあらゆる場所に必要な酸素、栄養、水分、免疫系細胞や抗体などのさまざまな必要不可欠のものを隅々まで運ぶと同時に、それらから排泄物を集めてくるだけではなく、体温の調整までしていることから、身体の中でも最も大事なもののひとつと言ってよいでしょう。血液がどんなに人間という生命にとって大事かを示す一例をあげてみます。

血中のカルシウム濃度が不足した場合には、それを補うために骨からカルシウムが取り出されます。それによって骨が弱くなってしまうことなどは一切お構いなしです。なぜなら、骨が弱くなるくらいでは、人間はまだ生き続けていけますが、血液に必要な成分が不足すると生命の危険にさらされるからです。血液の方が骨よりも優先順位が高いわけです。

また、非常な寒さになれば、毛細血管の周りに存在する短絡路という血管が、毛細血管をショートカットしてしまいます。そして毛穴が閉まり、鳥肌が立って熱を逃がさなくします。ショートカットされた部分には血液が行かなくなるわけですから、栄養も届きません。

つまり、極限の状態になってくると生命維持が最優先されるため、身体は自動的に最も大事な心臓、脳、肺を守ろうとして、それ以外の周りの部分を犠牲にします。こういったことは、心臓や肺、内臓の自動的な動き以外でもごく自然に起こることです。

断食や少食によって、なぜガンを始めとしたさまざまな病気が治ってしまうのか。それは以上に述べたような、非常に優れた生命維持の働きにスイッチが入るからと考えてみてはどうでしょうか。そのスイッチが入ることにより、一般に「自然治癒力」と呼ばれる働きが活性化されて病気が治っていく。こうした素晴らしい働きが私たちの身体には本来備わっているのです。

「進化が示す、健康法則」の各ブログ内容は、次の本から抜き出して書いてあります。

川崎

投稿者: netdeduessel

日本人のための、ドイツの生活応援サイト

進化が示す、健康法則」への1件のフィードバック

  1. オプシーボというう研究はまさしくその「治癒力」らしいです。
    京都大の先生が研究していますが、治験は、3倍の競争率。
    私の友人はその治験を待ち望んでいましたが、今年53才でがんのため亡くなりました。
    散々な痛い!治療をされ、放射線で叩かれ、髪の毛は抜け、薬の効果で痩せて
    最後は「好きにさせてやってください」の医師の言葉・・・・・・。

    無念です。

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