寧静致遠という言葉は「小学」に出ている言葉だそうです。
「小学」とは、中国,宋代の修身,作法書で『小学書』ともいう。6巻。淳煕 14 (1187) 年成立。初学者のために朱子が編纂した書物であるが,内容は,古聖人の善行や箴言および人倫の実践的教訓などを集めた啓蒙的なものである。 (2) 中国の文字,訓詁などの学問の総称。「窮理正心」「修己治人」などの倫理学,政治学を「大学」というのに対し,儒教の言語学的研究をさす。漢代以後の通称である。
ブリタニカ国際大百科辞典より
諸葛孔明が子を戒めた手紙に出ている言葉だそうです。
寧静致遠を平たく言えば「継続は力」や、「雨垂れ石をも穿つ」に似た意味を持つようです。つまり、諦めずにコツコツと長い間続けてゆけば、いつかは意外な結果、成果が現れるということのようです。
そう言えばネットdeデュッセルに関しても、時々言われることがあります。
「よくこれだけの情報を集めて載せたね…」と。
でも実際にはそれ程大変ではなかったのです。
確かに一番最初はボランティアのえつ魚さんや私がコツコツと入力した以外にも、数人のアルバイトの人たちにイエローページレベルでレストランの情報などを入れて貰いました。
でも凝った情報の多くは、少しずつ、少しずつ、コツコツと気長に入力し続けた結果です。
「ローマは1日にして成らず」や、「千里の道も一里から」なども同じではないでしょうか。
大事なことは諦めずにコツコツとやり続けることです。
それが長く続くといつの間にか大きな力となっています。
致知6月号の中に出てくる宗教学者、鈴木大拙さんのお話ですが、90歳を過ぎた大拙さんは石段が130もある所に住んでいたそうで、記者などから「大変でしょう」と言われたそうですが、その時には決まって「一歩一歩上がれば何でもないぞ」と答えていたそうです。
Kawasaki
Momo にも同じようなことが書いてありました。道路の掃除をしているMomoにずっと前を
みてしまうと嫌になってしまうけど、目の前をきちんきちんと片付けて後ろを見ると
いつの間にか遠い所まで歩いていける・・・というような内容。
ネットdedeデュッセルも日本人やドイツの人にいつまでも役に立つ情報を出し続ける
水先案内人であることを願っています。