先日、「なにわ」に行ってちょっとびっくりしました。
「なにわ」というのはデュッセルドルフの街中にある、行列ができるドイツで有名なラーメン屋さんです。
その昔、20年以上も前?「なにわ」 がデュッセルドルフ初のラーメン専門店として出来たばかりの頃に行ったことがあります。
いくら食べてみても美味しくない…笑。
そしてその後何年かたち、ふと気が付いて見てみると、入り口で空席待ちの人が待っているではないですか。
「おかしい、 なんであんなに不味いのに…」
そこで騙されたと思ってもう一度入って食べてみると… 「美味い!」
聞くところによると、経営者が変わったそうです。
最初は、工業関係の会社のオーナー社長さんの趣味か何かで始まったものの、その後はラーメンのプロが引き継いだ様です。
さてそのお店の衛生へのこだわりでつい先日気が付いたのですが、調理人が皆さん透明な特殊マスクをしているのです。
今までに見たこともない特殊なマスクです。
基礎医学を勉強中の者にとってはすぐにピンと来ました。
会話をする時にどうしても出てしまう唾を止めるものです。
もし調理人が風邪を引いているとします。
そんな時にその調理人が会話をすると、目に見えないレベルでもどうしてもその人の目の前に唾が飛んでしまいます。
そしてそれはお客さんに出る食べ物の上に…
その食べ物を経由して調理人からお客さんに風邪が移ってしまう可能性は十分にあります。
それをそのマスクで防ぐのです。
さすが、「なにわ」さん。
ご主人曰く、台湾では既に普及が始まっているそうです(さすが私が好きな国…)。
医学的な面からはとても理にかなったことだと思います。
似たような例で、ドイツで寿司を握る人が薄手の衛生プラスチック手袋をしているのを見かけます。
あれは逆に不衛生に見えてしまうのは私だけでしょうか?
何か汚い物でも触る印象を受けてしまいます。
本場の寿司職人と言えば、素手で寿司を握るのは当たり前ですが、こちらの人たちにとっては、あれが不衛生に見えて、ゴム手袋で握った方が衛生的に見えるのでしょうか…
厳密に言えば、人間の肌には微生物が必ず繁殖しているので、自分の口に入るものが他人の素手を経由するというのは如何なものかと言えないことはありません。
それでも、目の前の寿司職人が素手で寿司を握ってくれるのと、ゴム手袋をして握ってくれるのと、どちらが良いでしょうか…
なにわさんのマスク、ひょっとすると今後かなり普及するかも知れません…
川崎英一郎
最近はドイツも変りました。
サンドイッチを作る際に、透明な薄手の手袋をつけるのです。
パンとお金を同じ手で触らないための衛生上の処置です…
北海道の寿司のレベルが落ちた分、海外で上がっているのかも知れません…
少なくてもミシュランに載っているお寿司屋さんで「手ぶくろ」はみかけません。私も嫌だな
寿司屋さんで手袋なんて。
ドイツでもサンドイッチを作ってもらう時、手袋なんかしませんよね。
日本のすし飯だってサンドイッチと同じだと・・・・わたし(だけは)そう思う。
ただ中国、台湾系の人が大挙して北海道の小樽などの寿司屋さんに押しかけ
味はいちげんさん相手で、もう悲しいくらい落ちました。
高級寿司屋さんで、店先で煙草を吸う中国人(一応店前でも禁煙)
トイレで水を流せ、手を洗え、ドアはきちんと閉めろ、手は洗ったら温風できれいに乾かせ
と、もうべたべたいちいち幼稚園児のような張り紙を見た時には
「味が落ちた」原因もわかりました。
日本人相手の店ではなくなったのです。