「崖っぷち(Cliff Edge)」へ!? トゥスクEU欧州理事会議長、ブレグジット交渉の指針を提示

本日3月31日、トゥスク欧州理事会議長はブレグジット交渉の指針を提示しました。
EUが主張していた既定方針とは言え、個人的には懲罰的とも言える ほど厳しい内容となりました。
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メイ英首相が3月29日、EU基本条約(リスボン条約)第50条に基づく正式な離脱通告を行った事を受け、 トゥスク欧州理事会議長(EU大統領)は31日、EU加盟27カ国に対し、 英国のEU離脱交渉に向けたガイドラインを提示。
まずは、英国が負担を約束していたEU予算への支払額や、英国に居住するEU市民およびEU内に居住する英国人の権利保障を含む離脱条件をめぐる 協議で十分な進展がない限り、次段階の貿易協定をめぐる交渉は行わない 、としています。
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何が厳しいか?

離脱には、EU基本条約第50条に基づく2つの合意が必要です。

1.離脱に係る合意(拠出金や研究補助金、EU市民権、欧州議員、 欧州司法裁判所の判決など)

2.将来の関係に関する合意〔自由貿易協定(FTA)交渉〕

たとえ、2つの交渉を同時並行で行えたとしても、FTA交渉は長期化することが多く、2年以内に新協定が合意できず、空白期間が生じる可能性が高いですが、EU側はあくまでも「離脱交渉」の合意後に「FTA交渉」を行うと主張しています。

すると、離脱に係る合意について加盟国が全会一致で期限の延長を 承認しない限り、英国のEU離脱プロセスの延長はなく、

英国は最長2年間でEU加盟国としての全権利失効!
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あと僅か2年後の失効したその日から、急激かつ著しく貿易条件 が変化します。

英国経営者協会(IoD)会員のうち、EUとビジネス関係を持たない 企業はわずか18%。

現在、英国の産業界にとって、この空白期間がビジネス上の最大 のリスク「崖っぷち(Cliff Edge)」と呼ばれています。 勿論、貿易相手側のEU内企業にも大きな影響を与えます。

ガイドラインは4月29日開催のEU首脳会議(サミット)で諮られ ますが、英国に欧州本社を置く日系企業も、事前に対応を検討して おく必要があるでしょう。

情報に取り残され、気がついたら「崖っぷち」という事に ならないように・・・

By Takaoka

 

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カテゴリー: ビジネス, 時事
「崖っぷち(Cliff Edge)」へ!? トゥスクEU欧州理事会議長、ブレグジット交渉の指針を提示」への1件のコメント
  1. netdeduessel より:

    興味深い記事をありがとうございます。

    ところでプロフィールの方は如何でしょうか?

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