我が家の新しい下宿人はイラク人。彼の自慢は鮭料理

うちには現在下宿人が2人います。

正確に言うと、ひとりはアパート住まいで、ひとりはうちの子供たちとシェアアパートの関係(下宿人)です。

今の家に引っ越して来た時、まだ長女しかこの世に存在していなかったので、親子三人で地上階に住み、二階と三階は会社のオフィースとして使っていました。

その後、上の階が会社として手狭になり、長男、次男が生まれて地上階も家族にとって狭くなり、会社は外に出し、地上階と2階を家族で使い、一番上の三階はアパートとしてお貸しするようになりました。

真ん中の階である2階は子供たちの部屋なのですが、いつも一部屋空いているのでシェアアパートとして貸し始めました。

一人目の住人は奇遇にもインターンのお世話をさせていただいた人です。

インターン先を探す日本の若者に、受け入れ先のドイツ企業を探すボランティアを行なっていますが、以前 Krefeld のある企業をお世話した青年からシェアアパートの広告で連絡があり、お互いに知らないまま部屋のことでのメールのやり取りが始まり、後で気がついて二人ともびっくりしました。

その彼が帰国になるので、次に入ってもらう人は子供たちへの好影響を考えてイングリッシュスピーカーにしようと思って募集していた所、7ヶ国語を話すというイラク人のハミードさんが応募してくれました。

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彼は良い家の出で、お父さんとお兄さんは外交官です。でもお国がイラクというのはどうしてもハンデとなってしまうそうで、いかに自分がテロとは関係ないかということを証明するような書類をたくさん持ってきました。

私は私で、37年前に親のスネをかじって一年以上も行かせてもらったゲーテで、中東の人達ともしょっちゅう仲良くしていたので、その書類の意味に最初は気が付きもしませんでした(笑)。

当時の私は日本からやって来たばかりで19歳の不良・非行少年。ゲーテに来ている日本人は、銀行員、大手メーカーの駐在員、優秀な学生など。

話が合うわけがありません。そこで私は日本人の中で孤立して、中東の人達、アフリカ人、ヨーロッパ人達と付き合っていました。

孤立とは言っても、話しが合うわけないと自分から日本人には例外を除いて近づきませんでした。

そんな私が知る限り、中東の人達はいい人達ばかりです。気さくな上に気前が良く、友にするにはうってつけです。

短所を挙げるとすれば、地中海沿岸諸国の人達と同じで、時間と約束にルーズで、言ったことをしない人が多いので、ビジネスをする時には注意が必要です。

でもハミードさんは育ちが良い(厳しく育てられた?)せいか例外なようで、時間には正確な上に「言ったことはやる」タイプの人です。cid_77caa070-3884-4fa3-abee-b1de6841e4ca

リップサービスをする人が増えて「言ったことはやる」タイプの人は日本でも少なくなり(?)とても困ったことです(笑)。

そんな彼が実はうちでの下宿を決めて敷金も最初の家賃も払った後に滞在をドタキャンすることになりました。

話によると、元々旅客機のエンジニアである彼は、幸運にもハンブルグでエアバス社に勤務できることになったそうです。

うちでの滞在は、お国柄故に難しい(?)ビザの都合のことなどもあったので、半年間の仮の滞在予定でしたが、すぐにでも来いというエアバス社からのリクエストは彼にとって願ったり叶ったりです。

そんな彼がドタキャンのお詫びにと、うちのキッチンを使って(*)自慢の鮭料理を振舞いたいと言ってきました。

断る理由などは勿論なく大歓迎しました。当日になり、約束の時刻になる頃、彼から電話が入って遅れるとのこと。遅れる旨の連絡を前もって入れるなど、まるで日本人です。

北ドイツでチェスのチャンピオンだという彼は、初心者ながらもチェスが好きな長男の相手をしてくれた後、美味しい鮭料理を作ってご馳走してくれました。

食事の時の話も、さすが旅客機のエンジニア。一見ただの人が良いおじさんに見えますが、かなり勉強しているようで、私の好きな科学技術の現状をしっかりと把握していました。

私は日本ファン日本人ですが、彼は日本ファンイラク人です(笑)。

* なぜうちのキッチンなのかは、後日「独占潜入、ドイツの難民住居の実態」にて詳しく説明致します。

川崎英一郎

www.eiichirokawasaki.de

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カテゴリー: ドイツの暮らし
我が家の新しい下宿人はイラク人。彼の自慢は鮭料理」への3件のコメント
  1. senryusato より:

    今、札幌はイラク、イラン人だらけですよ。冬季アジアオリンピックが始まっているのです。
    アジアと聞けば中国や韓国、インドネシアといった国を思い浮かべるのですが
    中東も立派なアジア。決して多くはないけれど、厳しいお国柄の事情なのに飛行機を
    飛ばしてやってきます。
    前回の優勝最多国はカザフスタンでした。遠い国なのに髪の毛も黒い人が多く
    人も日本人に似ていて、とても親近感があります。
    イラン人って鮭好きなのですか? 北海道人みたい(笑)

    • Hameed Al-Obaidi より:

      川崎さん、ありがとうございます。
      You wrote a nice essay. Many thanks to you, your wife and your nice children 🙂 I hope that i am as well as you said.
      Actually, about my person, my parents to be thanked! Because they whose brought me up and educated. I am very thankfull to them.They are such a great parents!

      To respected {Senryosato}san:
      私はイラク人です。 IRAQ.
      And Iran is a neighbour country to us.
      ありがとう。

      With my best Regards to all of You!
      And to JAPAN 😉

      ハミド

      • netdeduessel より:

        Dear Hameedsan,

        Thank you for your comment..!
        Which I was not expected at all…笑。

        I also thank very much for Goen(ご縁) of En Shallah.

        It is very nice to meet you even if you cannot stay by us which means so lucky for you because of your job.

        Please design nice airplanes..!

        Best wishes…!
        Kawasaki

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