そのことを始めて知った時はとても驚いたのですが、16もある州のうち、ドイツで黒字の州はたった2つしかないそうです。
ひとつはバイエルン。もうひとつはバーデンビュッテンブルグかどこかですが、他はみんな赤字の州。
黒字の2州がお金を出し合って他の州を支援しているそうで、その2州は当然のことながら怒っているそうです。
そう言えば以前、似たような立場のメアブッシュの市長も怒っていました。
NRWと言えば、人口ナンバーワンで多くの企業が集まっています。しかもあのルール工業地帯があります。
でも赤字の原因はそのルール工業地帯そのもの。エネルギー元が石炭だった頃は良かったのかもしれませんが、石炭は今や過去の産物で昔ほど使われません。
ルール工業地帯が大いに栄えていた頃と比べれば炭坑は世界遺産としては残るものの、NRW州の産業など大したことはないということでしょうか。
それとも州のリストラが甘いのでしょうか…
いずれにしても単年黒字なので、累積赤字はかなりあるはず。私同様、これからいばらの道ですね〜(笑)。
先日のRP紙トップ、左上にはNRW州のドローンのメーカー、Spectair社のニュースが出ていました。
元々はBielefeldにあったそうですが、最近になってドイツで最もお金持ちが住み(市民一人当たりの納税額毎年ドイツナンバーワン)、8つの村からなるメアブッシュ市の最南端、デュッセルドルフに最も近くて、人口対比でドイツで最も多くの日本人が住むビューダーリッヒに移って来たそうです。
NRW州に最先端分野のドローンのメーカーがあるとは思いませんでした。