雪が降って積もった時に、人間を犬タイプと猫タイプに分けた場合、私は前者で雪かきが大好きなのはつい先日書いたばかりでした。
今朝、メアブッシュでは再びちょっとだけ雪が降りましたが、外を見ると雪かきをするほど積もっていません。
念のために家の反対側、玄関の方に行って見てみると…
「えっ? もう雪かきがしてある!」
「いったい誰が?」
な〜んて…
前のブログの、雪かきをすると良いことがあるの、うっかり忘れていた追加バージョンです(笑)。
誰がやってくれるのかは実は分かっています。
左斜向かいのポーランド人のおばちゃんです。
私の人間ラッセル車を知っていて、私がやらない時や、いない時などに、ありがたいことにうちの前をやってくれるのです。
以前、家の前で会った時にお礼を言うと、「何言ってんの、こちらこそいつもありがとう。でもうちの隣までやらなくてもいいんじゃないの」と言われました。
「あそこの人達は怠け者で掃除もいい加減だし、芝刈りもしないから、そんな家の前の雪かきをあなたがすることないわよ」
そのポーランド人のおばちゃんが住むのは、4階建て8ファミリーの建物。
怠け者(?)ファミリーが住むのはその隣のほぼ同じ大きさの建物。通り全体を雪かきするのにその家の前だけわざとやらないのは変です。
「いいんですよ、彼らのためにやっているんではなくて、自分の運動のためにやっているので」と言いました。
ドイツでは自分の家の前に積もった雪で通行人が滑って転び、怪我をするとその家の人の責任になります。
アパートの場合は地上階に住む人か、あるいは大家さんに依頼を受けた管理人等がそれを行います。
ちなみに私の人間ラッセル車は、朝5時前後の早朝でないと困る理由があります。
まずはそれより遅いと家族の1日のスタートに間に合いません。
そしてその時間だとまだほとんど人通りがないので、2つの長所があります。
1つ目は、まだ通行人に踏み固められていないので、雪が軽いのです。
新雪の上を誰かに歩かれてしまうと、その足跡となった部分の潰れた雪は人間ラッセル車(私の雪かきの方法)ではもうお手上げです。
2つ目は、もしもう少し遅い時間になると皆さんも雪かきを始めてしまい、そんな中で人間ラッセル車をやったら頭のおかしい人と思われてしまうからです。
川崎英一郎
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