ジャンケンポンも日本発

走り仲間と一緒にたわいない話しをしている時に、ドイツ人がジャンケンポンのパーで、手の甲を真っ直ぐ前方に出すと言います。

それはまるでコピー用紙などの紙を前方に差し出すようだそうです。

そう言えば、現地校に行くうちの子供たちも、「シュニック、シュナック、シュヌック」などと訳のわからぬドイツ語でジャンケンをします。あるいはアジア風に(?)「シン、シャン、ション」とやります。

でもそこで、1979年からドイツに住む私にとっては納得がいかないものがありました。「ちょっと待てよ、ドイツ人は確か昔はジャンケンを知らなかったぞ…」

ジャンケンをしている日本人を見ると、「何をしてるの、それ?」とドイツ人は聞いてきたのを思い出しました。

そこで早速 Wikipedia 先生(笑) に頼ってみると…:

現在行われているじゃんけんは意外に新しく、近代になって(19世紀後半)誕生したものである。ウィーン大学で日本学を研究する『拳の文化史』の著者セップ・リンハルトは、現在の「じゃんけん」は江戸時代から明治時代にかけての日本で成立したとしている…

だそうです。
やっぱり…

やっぱりドイツ人は昔ジャンケンを知らなかったんだ。

さらに続ます…

19世紀に誕生したじゃんけんは20世紀に入ると、日本の海外発展や柔道など日本武道の世界的普及、日本産のサブカルチャー(漫画、アニメ[旧称:ジャパニメーション]、コンピュータゲームなど)の隆盛などに伴って急速に世界中に拡がった。

中略

現在、中国で行われているじゃんけんは明治以後、日本から新たに伝わったものと考えられるが、同じく「猜拳」と呼んでいる。

中略

日本と密接な関係を持っていたイギリスの旧植民地などにじゃんけんが分布している。紙・鋏(はさみ)・石のじゃんけんは日本起源で、近代以降、日本人の移民や交流で世界各地に広がり、日本との接触が少ない所では、紙・鋏・石のじゃんけんは普及していない。

また、この図では未調査に成っているが、南アメリカでも日本人が入植した地域を中心にじゃんけんが行われている。

日本や世界一般では、3つある手はそれぞれ「石」「鋏」「紙」に由来すると説明されるが、中国や朝鮮では「石」「鋏」「布」で、日本から朝鮮へ伝播した際に「紙」が「布」に置き換わったようだ。

これは日本の和紙は薄く大変丈夫であったのに対し、じゃんけんが伝わった当時の朝鮮製の紙(韓紙)は漉いた2枚以上の紙を貼り合わせて作られていた為に分厚くごわごわしており曲げたり物を包むことができにくかったからであろう。

中略

19世紀後半の明治になるまで鎖国していて一切の日本人の外国への渡航を禁止していた日本に対し、19世紀中ごろのアメリカ大陸横断鉄道建設の労働者など、欧米に早くから多くの移民を送り出してきた中国式の「石」「鋏」「布」が世界標準とならなかったのは、当時の中国人がまだ現在のじゃんけんを知らなかったからであり、中国に現在のじゃんけんが伝来したのは、日本の明治以降のことだからである。

なるほど、なるほど...

寿司を代表とする和食、柔道、空手、カラオケ、ビデオ、廉価なマイカーやオートバイ、電卓、クオーツの腕時計、ウォークマン、胃カメラ、インスタントラーメン、真珠、黒澤明、任天堂やゲームボーイ、アニメ...

日本発信のものは数多くありますが、実はジャンケンも日本発でした。

川崎英一郎

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日本人

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カテゴリー: ドイツの暮らし, 日本、日本人について

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