決して自慢するわけではありませんが、当時のメルケルさんの難民受け入れ体制を強く批判しました(← 決して…と言いながら、目一杯自慢してる…笑)。
救助の世界では、救助をする側の体制、心得という鉄則があります。
それを守らずに、変な感情に押し流されて見かけだけの救助の真似をすると自分が潰れてしまう(死んでしまう)のです。
そういった反対もあった中、多くの人がただ単に感情的にメルケルさんの判断を賞賛しました。
さてその結果、どうなったでしょうか?
メルケルさんは現在再びKanzler の座を得ようとしていますが、当時の彼女の判断で多くの人が犠牲になることについて彼女はどうするつもりなのでしょうか?
変な感情といえば、国連に勤める日本人から日本ももっと難民を受け入れるべきだという発言があったそうです。
どうして難民が発生するかの理由を考えれば、日本は立場が違うのではないでしょうか。
様々な人種を抱え慣れている大陸ですらこれですから、島国の日本では大混乱になることも簡単に予想できます。
川崎英一郎
本当に悲しいです。どうしたことでしょう。
でも「難民問題?さあ、特にかんがえていないよ」という日本の
我知らず、の態度もちょっとむかつく。島国とは言え、関係ないで済まされない
と思います。
メルケルの難民政策で面白いのは、まさに「感情的」に決定したという点です。それまでの彼女の政策決定は合理的で、官僚的だったでしょう。しかし難民政策は違います。政治家の決定は、官僚と違い非合理的であるべきです。また彼女の難民受け入れという判断はドイツが抱えた悲惨の歴史を見れば、まさに「感情的」に同感できると思います。歴史を顧みない極東の国とは違うのではないでしょうか。
木村
このブログでは過去にも例えば 2015年10月21日に「メルケルさん、それは後ろめたさから?それとも母性本能?あるいはまさかノーベル平和賞?」という、誹謗中傷ともとれる記事が掲載されました。
https://netdeduessel.com/2015/10/21/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%81%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%AF%E5%BE%8C%E3%82%8D%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%95%E3%81%8B%E3%82%89%EF%BC%9F%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%A8%E3%82%82/#comments
それに対して、下記コメントをしました。
難民の受け入れはドイツの憲法である基本法第16a条「政治的に迫害されている者は亡命権を享受する」に基づいています。この条文こそが、ナチス時代のユダヤ人迫害の反省からできたものです。
詳細は、下記をお読みください。
http://blog.goo.ne.jp/mikakohh/e/4231deb821e15596267d45bc231d59f1
歴史的背景、法的根拠を知らないと、ドイツの難民政策は理解できず、ましてや難民と移民の違いもわからないような日本人を生んだりすることを危惧します。
この事は日本においても、決して他人事ではありません。
沖縄市のアフガン出身男性は「米軍狙いテロ」とデマ被害を受けています。フェイスブックの顔写真を無断転用されたり、800回以上リツイートされた投稿も複数あったとの事です。
http://news.line.me/issue/oa-ryukyushimpo/ts2gjiynxu0m?utm_source=Twitter&utm_medium=share&utm_campaign=none&share_id=LCS82662257676
かつてドイツはフランスと連携を組んでアメリカに対し「戦争反対ブロック」の国になる政策をとりました。今回は違います。欧州でのゲリラ戦の様相を呈してきた現状と、難民政策を混同してはならないと思います。ましてや、難民やイスラム教徒を偏見からテロリスト扱いするような事は決して人として、してはならない事だと考えます。
そうですね、メルケルさん1人を責めても意味がないかもしれません。
それにしても攻撃によりISの拠点が無くなってしまったらしい中、今後は各地に散らばって益々テロ活動が起こると考えられないでしょうか…
netdeduessel 様
貴コメントの意味がわかりません。デュッセルドルフ領事館からのお知らせは受信されていますよね?「中東地域での勢力を失ったことに伴うISによる最近の欧州でのテロ攻撃は、同組織が欧州を標的とする新しいテロ戦術をすでに取り入れたことを示しています。現在欧州は、広範囲のテロの脅威(ISが指示するものやISに促進されたテロ、組織化されたものから単独によるテロなど)に直面しています。」と書いた事、そのままですが。
はい。決して自慢する事では無いと思いますよ(笑)
ドイツとは難民受け入れ政策も違うフランスやベルギーのテロはメルケルさんのせいですか?
デュッセルドルフ領事館からのお知らせにもある通り、フランスやベルギーに加え、全EU加盟国は、アメリカ主導の対ISの有志国であり、ISによる攻撃対象に位置づけられています。
中東地域での勢力を失ったことに伴うISによる最近の欧州でのテロ攻撃は、同組織が欧州を標的とする新しいテロ戦術をすでに取り入れたことを示しています。現在欧州は、広範囲のテロの脅威(ISが指示するものやISに促進されたテロ、組織化されたものから単独によるテロなど)に直面しています。
また、こうも指摘されています。「シリア難民は欧州において過激化する傾向があるため、ISはそれに乗じてテロリストをリクルートする。また、欧州内の難民危機の問題をあおり、難民の受け入れを巡る世論を分断させるとともに、テロリストを難民に紛れさせる。」
さながら、鬼の首でもと取ったような貴文書などは、ISの塩飽通りですね。
そもそも、事実無根のデッチあげで、中東地区で武器を渡し、訓練し、フセイン政権を侵略したのがアメリカです。そのアメリカと一緒になって攻撃するから、ベトナムの如くゲリラ戦争状態となり、攻撃対象となっているのです。日本もその例外でなく、難民政策とかかわりなくターゲットとなったがために、誘拐、殺人などが起きていると知るべきです。
ところで、このような際限のない紛争状態を一番喜ぶのはカネの無い難民でしょうか? 軍産複合体ではありませんか?